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「Gloaming」シリーズは、photographer である shuntaro の private work として手掛けた作品であり、理想と現実の狭間で今の場所やあるべき姿、 自分自身の希望と、その反対にある醜さなどから逃げ、 ここではないどこかを目指す人々を表現している。
それらのストーリーを軸に、 写真や短い映像を用いて、映画の 1 シーンや予告編のようなイメージで構成。今回の「Gloaming - haze -」は、学校を主な舞台に2人の少女を主人公として、閉じられ限られた環境での力の優劣や、そこから生まれる差別やいじめなどを題材とした。
無個性や無関心、言いなりになる人たちを化け物に見立て、仮面をつけることで表現し、主人公の2人は違っているようで実は似ているということを描いており、今回のようなラストを採用。
別の環境でもこういった力関係が再生産されたり逆転したりするといった構造など、このストーリーで表現しきれなかった部分は、前日譚となる「Gloaming - before the haze -」に設定を引き継いでいる。