みなさん、お元気でしょうか。
最近は福岡と東京を行ったり来たりしている久保山です。
ここ最近、僕らは
台湾生まれのオンライン教育プラットフォーム
「學籽(Seeducation)」にて、
映像に特化したオンライン講座を開講することになり、その準備を進めています。
講座については、こちらにまとめています。(https://bird-and-insect.com/journal/7434/)
そんな流れの中で先日、
講座開講記念のイベントとして、
台湾・台北にて映像のワークショップを行ってきました。
台湾オフィスマネージャーの佐田、日本からは shuntaro、阿部、濵田、久保山。
計5人での開催です。

やったことをかなりざっくり言うと、
「そもそも、映像制作って何なんだっけ?」
という話を一度ちゃんとした上で、
台北のお茶屋さんを舞台にしたイメージムービーを、
「コンテを作って、撮って、編集までを1日で全部やってみよう」
というワークショップでした。
当日は、台湾の映像制作者やインフルエンサーの方々を中心に、
15人ほどの方が集まってくださいました。
人が集まってくれた時点で、まず少しホッとしました(笑)。

ワークショップ内容を考えるの、正直むずい
「映像の作り方を説明してください」と言われると、
正直、少しだけ困ります。
普段、当たり前のようにやっている判断が、
いざ言葉にしようとすると、どこか曖昧で、
「これって本当に伝わるのかな」と不安になる。
でも今回は、そこから逃げないことにしました。
その結果、このワークショップで
一番伝えたいことは、
「正解」ではなく、「考え方の癖」 になりました。
たぶんこれは、映像に限らず、
クリエイティブ全体に言えることだと思います。
映像制作の工程を、思考の流れと一緒に伝えるために
今回のワークショップでは、
・ 企画
・ 撮影
・ 編集
という3つの工程を扱いました。
ただ、順番に説明することが目的ではありません。
企画で決めたことが、
撮影現場でどんな判断につながって、
編集でどんなリズムになって返ってくるのか。
一本の線としてつながっている思考の流れを、
体感してもらうことを大切にしました。
「ここでこれを撮ったから、あとでこうなってるんです」
という話を、なるべく誤魔化さずに。

コンセプトは、一つに絞る
最初に話したのは、コンセプトのことでした。
コンセプトとは、
「この映像で、たった一つだけ伝えたいこと」。
あれも大事、これも大事。
そう思えば思うほど、映像はぼやけていきます。
だからまず一つに絞る。
今回でいうと、
お店の空間を伝えたいのか。
体験を伝えたいのか。
美味しさや味を伝えたいのか。
この取捨選択を、みんなで考えました。

世界観を考える
コンセプトが決まったら、次は世界観です。
今回は身近なやり方で、Pinterest や Instagram などを開いて、
みんなで「これだな」と思う画を探していきました。
言葉だけで考えていると、
どんどん頭の中だけの話になってしまうので、
一度、画に助けてもらう。
そう繰り返しているうちに、
「あ、こういう撮り方ならいけそうだな」
という感触が、共有されていきます。

構成は、「一番見せたい瞬間」から考える
何を、どういう順番で見せていくのか。
構成の話になると、
みんな少し真剣な顔になっていきました。
でも、やっていることは意外とシンプルで、
どこが一番の見せ所なのかを決めるだけ。
最後に、みんなで考えたコンテに
僕たちがフィードバックを入れて、
一つのコンテにまとめました。

▼ お昼休憩にて台湾太巻きの食べ方ワークショップを受ける我々

考えたコンテを、その場で映像にしてみる
ここからは、少し実践寄りの時間です。
参加者のみなさんと一緒に構成したコンテをもとに、
その場で解説を挟みながら、実際に撮影を行いました。

撮影が約2時間。
随時データを取り込みながら編集して、
完成までトータルで約2時間30分。
編集画面も常に大きなプロジェクターに共有しながら、
「今、何を選んで、何を捨てているか」を
そのまま見てもらっていました。
正直、余裕はありませんでした(笑)。
特に前半はじっくり撮りすぎて、
何度も「これ、本当に時間内に終わりますか?」と確認されました(笑)。
完成した映像をみんなで見る
なんとか時間内に作れました(笑)。
完成映像に対しての質疑応答や、1日の振り返りを行いました。
本当に無事に終わってよかった。。。

▼ 完成映像
教えるというより、一緒に考える時間
今回のワークショップは、
何かを一方的に教える場というより、
一緒に考える時間でした。
なぜこの順番なのか。
なぜこのカットを残したのか。
問い直されるたびに、
僕らがいちばん勉強になっている気もしました。

これからのこと
今回のワークショップで得た感触をもとに、
現在、オンライン講座の制作も進んでいます。
もちろん映像の作り方を説明するパートもありますが、
それ以上に、
「映像をどう考えているのかを、話すような講座」にしたいと思ってます。
正解を渡すより、実践を交えつつ
考え続けるための視点を渡せたら、
それで十分だと思っています。
台湾だけじゃなく、こういうワークショップが、
いろんなところで広げられたら嬉しいな。
みなさま、ご依頼お待ちしております!!
……と、最後だけ急に営業っぽくなりましたが、本音です。笑

