こんにちは。
bird and insectは、これまでたくさんのクライアントさんと一緒にお仕事をさせていただきました。
改めて振り返り、私たち【制作側】とクライアント様【受注側】が、しっかり協力体制をとり、撮影準備〜そして撮影を迎えることが、最終的に”思い描いたクリエイティブ”をつくるために大切なことだと思いました。
今回は「クライアントさんにご協力いただけて、嬉しかったこと。」をご紹介いたします*
【初回打ち合わせ〜撮影前日まで】編
1.【初回の打ち合わせで、具体的な条件を提示してくれる!】
”スケジュール(納期)、予算、納品形態(本数など)”をわかる範囲で構わないので、初回にご教示いただけると大変ありがたいです。
はじめにご提示いただくことで、納期を延期せざるをえない状況や、スケジュール・予算の都合で理想の制作ができないという状況に陥らずに進行することができます。
私たち制作側は「どんな内容が実現可能なのか」を、いただいた条件を元にいつも判断しております。
「予算は決まっているけど、納期だけ確認中。」「納品本数は決まっているけど、予算がまだ出ていない。」という状況ですと、こちらも思い切り制作を進めていくことが難しくなってくる場合もありますので条件は初回までにご提示いただけると嬉しいです^^
2.【メール(文章)での連絡が安心】
決定事項や変更事項など、制作物に関わることは、なるべくメールでやりとりをしていくのが、相違が生まれることなくスムーズに進めていけると感じています。
なぜならメールは「記録として残る」からです。
お電話でのすり合わせや、顔を合わせてコミュニケーションをとっていくことは、とても大切にしていることなのですが、
その時のメモだけでは大事な部分が抜けてしまったり、ニュアンスの受け取り方の違いで、メモの内容がクライアントさまの意向と違う表現になってしまったりするケースがあるのです・・・。
私たちはクライアントさんからの要望や注意事項を、何度も確認しながら制作を進めていくので、文章ベースのやりとりがあると、より正確に把握・確認することができて大変助かっております。
例えば、お電話の後でも文章で確認のやりとりができると、万が一、トラブルが発生したときのエビデンスとしてお互いに役立つので、とても重要なことだなと思います。
3.【クラウドベースでのやりとりが便利】
世の中大変便利になりましたね・・・*
今では、dropbox(dropbox paper)やGoogleスプレッドシートなど、WEB上で共同作業ができるサービスがたくさんあります。
クラウドサービスを使用すると、制作側がリアルタイムで進めていく過程でも、WEB上でいつでも確認・コメントすることができます。
弊社でも、香盤表やPPM資料の作成をクラウドではないWordなどのソフトで制作していた時は、
1人の人間が1ファイルを作成し、それをメールで送信→確認→修正→送信→確認の繰り返し…という手間が発生していました。
1ファイル毎に、すべてつくり終わったタイミングで毎回チェックをしていくよりも、リアルタイムで現状を確認して共同で進めていくほうがスムーズ且つ、方向性を外れることなく資料をつくることができます。
クラウドサービスの活用を双方で行っていけるとスムーズでとても便利です!
また映像の修正指示も、最近はFrame.ioというWEB上で映像をチェックできて、秒数単位でコメントを入れられる便利なサービスがあります。
「ファイルが重くてダウンロード/確認するのに時間がかかる」
「なぜかファイルが開かない(Mac、Windows間でたまにある)」等のアクシデントも回避できるのでオススメです^^
こちらの活用方法は、以下のブログで詳しくご紹介しておりますので、よかったら見てみてください*
https://bird-and-insect.com/blog/10527/
【現場/撮影当日】編
1.【イメージの決定権を持っている人を連れてきてくれる】
クライアントさんの中には、私たちクリエイティブチームの窓口となり、撮影の立ち合いをしてくださる広報担当者さんがいらっしゃいます。しかし、その方がすべての決定権を持っているというケースは、実は少ないのではないでしょうか。
撮影現場で”決定権を持っている方”とご一緒できますと、あらゆるトラブルも未然に防げて、お互いにストレスなく良いクリエイティブを生み出すことができます。
しかし、実際にお越しいただくことは難しいですよね。。
弊社では、オンラインでの撮影立ち合いも導入しておりますので、お仕事の合間にちょこっとご確認いただくことで、撮影がひっくり返ることや、撮影中断・後日再撮影などを防げています。
また、クライアントさん側で、撮影前に”決定権を持っている方”と十分な擦り合わせを行なっていただけている場合も、大変スムーズに進行することができます。
トラブルの一例として、、
以前、撮影現場で私たち撮影スタッフと広報担当者さんで進めていく中、途中経過を決定権を持っている方に報告すると「全然違う」(・・・まさかの・・!)とご指摘いただき、最初から撮影やり直し、当初の予定していた撮影時間から大幅に伸び、お互いに疲弊してしまう、、ということがありました。
(上記は、事前にイメージ企画書を制作し、撮影本番までは制作側・発注側双方で合意の上進めてられていました。)
上記のようなトラブルは、双方にとって負担がかかってしまうことなのでなるべく避けていきたいですね*
2.【本音で話してくれる】
クライアントの皆さんは、本当にいつも優しく、とても気を遣っていただける方が多くいらっしゃいます。
私たちが一生懸命セッティングや撮影を行なっているのを見て、気を遣ってくださっているのだと思います。
撮影中「あ、、、ちょっとイメージが違うかも・・・でも頑張ってくれているからこのイメージで押して行こう」と、心の中で思っていたら、どうかその場でお伝えください*
私たちも、実はクライアント様の表情を見ながらお仕事をさせていただいていて、皆様の表情が浮かない顔をしていたりする場合は確認をとったりします。その際は(聞かれなかったとしても)ぜひ、本音をお話ししてくれたらとても嬉しいです。
私たちもなぜこのビジュアルなのか?をできるだけ丁寧に説明しながら、お互いが納得しながら進めていきたいです。
やはり、最終的にお互いが高いレベルで納得するクリエイティブを生み出したほうが気持ちが良いですし、信頼関係も生まれてくると思っています。
3.【一緒に盛り上げてくれる】
これは私たち制作スタッフだけでなく、モデルさんがいる現場では、モデルさんのモチベーションにも繋がってきますので、ご協力いただけてとても助かっております!
モデルさんって、華やかで、自分たちとは少し違うところにいる人だと思ってしまうのですが、心は私たちと全く変わらない人間です。
撮影中、クライアントさんからの反応がないと、私たち以上に気にしてしまうのがモデルさんです。
むしろ、モデルさんは撮影スタッフの「いいね」なんかよりも、クライアントさんの「いいね」の方が絶大な影響力があります!
自分がイメージを務めるブランドのクライアントさんの反応は、彼女・彼ら達はすごく責任を持って気にしています。
「あんまり話しかけない方がいいかな?」とはあまり思わず、自然体で「良い」と思ったら話しかけていただけると嬉しいです。
ご遠慮せずに、一緒に楽しく、真剣に。
モデルさん、撮影スタッフ、そして皆様と撮影ができればと思っております。
4.【差し入れをいただけた、、!】
すみません、これは蛇足な感じになりますが(笑)
お持ちいただける方がいらっしゃるので、感謝の意味もあり書かせていただきます。
撮影スタッフは、現場で非常に頭を働かせて撮影に臨んでおります。長時間の撮影になってくると、楽しみなことが食事だったりします。(笑)
私たちも、なるべくコンビニのおにぎりとかではなく、お弁当屋さんで美味しそうなものを選んで注文しています。
そんな中で、クライアントさんが好きなお菓子を差し入れてくださったり、こだわりのコーヒーをケータリングしてくださったりすると、本当にすごく、嬉しいです…!
いただけることはもちろん、ご用意してくださったお気持ちもあり、ダブルで嬉しくなります。
いつも、本当にありがとうございます。
皆様からの差し入れは、心も身体も温かくしてくれます。
日頃の感謝を込めて、最後に締めさせていただきました。
いかがでしたでしょうか?
ざっくばらんと色々と書かせていただきました、、!
今回はこちらが制作側の人間として【発注者側のみなさんに協力してもらえて嬉しかったこと】と書かせていただきましたが、是非発注者側の皆さんで、【制作側に協力してもらえてよかったこと〜】というブログを誰か書いてくださると嬉しいなぁなんてことを思っております。(笑)
これからもみなさんと共に成長しながら、よいクリエイティブを世の中に届けたいと思っております。
最後まで読んでいただきありがとうございました!