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シネマトグラファーへの道のり「写真と動画の違いについてー露出と色温度編ー」

Daisuke Abe

みなさんこんにちは あべです!

今回のブログから、僕がシネマトグラファーになるまでに苦労した点や、気を付けてきた点、意識してきた点などをシリーズとして、書き記していきたいと思います。

見終わった頃には、きっとみんなもシネマトグラファー!

 

ということで、

「趣味で写真をやっていた人間が、一つの会社で動画のメインカメラマンになるまで」をえがく、

これから動画を始める方必見の内容でお届けしたいと思います。(ハードル上げすぎかも)

あ、シネマトグラファーとは、、

動画を撮影するカメラマンを指します。対してビデオグラファーとは、撮影から、編集までを行うカメラマンを指します。

 

さて、今回は第一回目ということで導入編「写真と動画の違いについてー露出と色温度編ー」です。

まずは簡単に自己紹介(もう3回くらいはしているかも)

このブログをご覧の方はもしかしたら、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、

僕はもともとアパレル出身の週末カメラマンでした。

平日(土日祝日も出勤していた涙)は、某アパレルメーカーでMD(マーチャンダイザーと呼ばれるアパレルの花形)として働き、仕事のない休日に、街へ写真を撮りに行くという日々。

アベカメラ部なんていう社会人サークルを作って、池袋の芸術劇場で展示をしていたこともあります。

そんな僕が色々あって、birdへと加入。(色々は過去にも説明したはずなので割愛)

動画なんて一度もやったことがありませんでした。

入社してからは、がっつりアシスタントで、写真、動画の現場でシュンタロウさん、林くんの手となり、足となり、せっせと働いていました。

 

それから、2-3ヶ月後、多分、9月くらい。

初めて、「動画を撮ってみなさい」ということになりました。 ひー

とある会社のインナー向けの動画でした。

内容はインタビューで、インサートも少し挟まるような構成。

 

初のメインカメラマンデビューでした!

 

ディレクターの屋敷丼と、念密な打ち合わせの上、

インタビュイーの方が、ちょっと攻めたイケイケの方だったので、動画の内容もちょっと攻め込もうということになりました。

(※屋敷丼 とは、弊社のディレクター桜屋敷のことで、なぜか最近、屋敷どんと呼ばれています。口語では屋敷どん、表記は屋敷丼になります。ドンドコドンドコドンドコドン。)

 

さて、当日、、、

室内で、インタビュー、ちょっと外に出てインサートを撮ることになりました。

室内では、自然光にプラスして、定常光LEDでライティングをしました。

Astra 1 by 1 というLEDライト

色温度は3200k5600Kまで変えられ、その上で調光も0100%で可能という優れもの!

購入すると10万くらいするので高いですが、レンタルもできます!

ビデオサービスさん

https://www.videoservice.tv/list/astra1x1

東洋レンタルさん

https://www.toyo-rental.co.jp/item/Light/Astra-1×1-Bi-Color2.html?id=Astra2

 

それだけでは、光が硬くなってしまうので、

紗幕と呼ばれるポリエステル製の乳白色の薄い幕を、ライトの前にセッティング。

サイドから被写体を狙い、陰影をつけることによって、

自然光らしい完璧なライティングに!!

 

のはずだった、、、

が、しかし、後から素材を見てみると、、、

 

めちゃめちゃ暗い、、

 

なぜだ!!!!

社内では 暗っ!!! と散々言われました。(最終の納品物には影響がない程度)

 

メインカメラマンとして、初めての失敗でした。

 

なぜそんなことが起きてしまったのか。

写真と動画の違いをきっと自分の中で理解しれきれていなかったのでしょう。

 

動画にとって大事なこと。

 

それは 露出 です。

 

「いやいやいや、当たり前すぎて!」 と言われる方も、もちろんいらっしゃると思います。

ただ僕のメインカメラマンへの道のりは、こんな基本的なところから始まっています。

写真しかやってこなかった自分は、動画にとって適正露出がどれほど重要かを理解していなかったのです。

これは、もちろん、写真にとっても重要なことではありますが、動画に至ってはよりシビアな問題なのです。

 

抑えるべきポイントは 3です。

1.JPEG RAW の違い

2.色の出方の違い

3.モニターの違い

 

まずはじめに

1.JPEGRAWの違いについて

そもそも動画とは、写真の連続(超高速パラパラマンガ)によって、「動いているように見える」もののことを指します。

よく目にする、30fpsFrames per second とは、

1秒間に 写真が30枚連続しているという意味です。

    参考までに・・

   一般的に映画は1秒間に24枚 テレビは1秒間に30枚、スローモーションは1秒間に120枚以上の写真(フレーム)が連続しています。

当時使っていたカメラでは、その11枚のフレームがJPEGだったのです。

(※現在はRAWで収録することができるカメラを使用しています。その話はまた後ほど)

 

写真を撮っている人ならば分かると思いますが、

RAWJPEGとでは、記録されているハイライト(明るい部分)とシャドウ(暗い部分)の情報(これをダイナミックレンジという)、そしてカラーの情報の量が全然っ違います。

JPEGでしか動画を収録できないカメラでは、残っている情報の幅が非常に狭いのです。

写真の現像や動画のグレーディングという(雰囲気をよくする)作業は、簡単に言うと、

撮影できている(データとして残っている)情報の幅に強弱をつけることによって、行っています。

つまり、あまりに暗かったり、逆に明るく撮影してしまうと、後から適正の明るさに戻すことが不可能になってしまうのです。(これは大変、、)

 

2.色の出方の違い

これは、JPEGRAWの違い にも関係することなのですが、

明るくしすぎてしまったり、暗くしすぎてしまうと、 色の情報にも影響が出ます。

色 というのは明るさに左右され私たちの目に見えています。

それは、写真、動画の中でも同じで

明るいと、色が薄くなって情報が飛んでしまうし、暗いと、色が濃くなって情報が潰れてしまうのです。

つまり、あまりに暗かったり、逆に明るく撮影してしまうと、後から本来の色を再現することが不可能になってしまうのです。(これも大変、、)

 

3.モニターの違い

動画の撮影では多くの場合、外部の外付けモニターが必須です。

理由はいくつかありますが、第一に「ピントが合っているのか、画面が小さくて見えづらい」からです。

「ピントなんて、オートフォーカスがあるから大丈夫でしょー」 と思われる方!

実は動画の撮影では、基本マニュアルフォーカスなのです。

もちろんオートフォーカス機能が付いているカメラもありますが、そもそも被写体が動くのでピントの追従が難しかったり、

カメラマンやディレクターが意図する撮影方法がオートフォーカスでは実現できなかったりします。

プロ機材になればなるほど、動画においてオートフォーカスは無意味なものと化していきます。

映画やCMなどの大きな撮影現場では、ピントを合わせるフォーカスマンというポジションがあるくらいです。(ハリウッドなどでは、それが一つの職業にもなっています)

 

ちょっと脱線しすぎましたが、、

そんなことで、外部モニターは必須の機材です。

ただし! モニターをそのまま信用してはなりません!

なぜならば、モニターによって、全然明るさや色が違うのです、、!

これはメーカーの違いだったり、設定の違いだったりするのですが、

カメラと接続したところで、モニターが、カメラの明るさや色に合わせてくれるわけではありません、、カメラで撮影している明るさや色=モニターで出ている明るさや色 ではないのです。。

どうすれば防ぐことができるのか。

 

・撮影前に必ずカメラとモニターの明るさを合わせる

ーほとんどのモニターが明るさや色を調整することが出来るので、撮影前に必ずチェックしましょう!

・ヒストグラムをチェックする

ーモニターに出ている映像を信じるのではなく、必ずヒストグラムで、適正に撮影できているのかどうかをチェックすることが大切です。ほとんどのモニターやカメラがヒストグラムを出すことができます。

ヒストグラムについては説明が難しいので、調べてみてくださいm(_ _)m

 

ちなみに弊社でも使用しているオススメのモニターはこちら

Atomos Ninja V

https://www.atomos-japan.com/products/ninja-v

コンパクトで、太陽の光の下でもバッチリ見えます◎

 

さてさて、撮影している最中は気付くことができなかったあべは、インタビューを撮り終え、インサートを撮影しに外へ向かうのでした.

 

お、緑があるから前ボケにしちゃおー

など意気揚々と撮影してみせたのした。

 

しかし、、

後から素材を見てみると、、、

 

色温度変じゃない!?

 

なぜだ!!!!!

 

動画にとって大事なこと

それは露出の次に 色温度 です。

 

色温度をめちゃめちゃ簡単に説明すると、光が持つ様々な色を示すもので、

画面が暖色(オレンジ)っぽかったり、寒色(青)っぽかったりすることがあると思いますが、それには色温度というものが関係しています。

画面全体が暖色であれば、色温度が低く、寒色であれば、色温度が高い状態を指しています。

それを補正し、自然な色に見せるのが【WB】ホワイトバランス機能(白い物を白く見せる機能)です。

カメラには【AWB】オートホワイトバランス機能があるので、写真をやっている人は撮影時に気にしたことがあまりないかもしれません。シャッターを押す場所毎の光の条件によって、色温度を調節してくれます。

 

しかし、動画では、1枚の写真を撮るのではなく、映像(連続する写真)を撮影しなければならない為に、光の条件はコマ毎に変わる為、必ず固定で色温度を設定する必要があります。

 

室内で適切に設定した色温度のまま、屋外に出てしまったことにより

光の条件が変化し、色温度が変わっていたことに気が付けていなかったのです。(これは大変、、)

 

上述している  RAWJPEGの違い にも関係しますが、RAWであれば後から、色温度は自由自在に変えることができます。

しかし、やはりJPEGではまたしても難しいのです。

 

「白を取る」という表現が業界ではあります。

白い部分に合わせて、色温度を調節する作業をのことを指します。 環境によって、必ず色温度は固定し、撮影に臨みましょう!

 

JPEGRAWの違いについて、何度か出てきましたが、

現在では、RAWで収録出来るカメラも増えてきています。しかしながら、まだJPEG記録のカメラが多いため、注意が必要です。

 

ちなみに現在弊社が使用しているカメラは、Blackmagicというメーカーの出している、

Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K、そして 6K です。

https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/
blackmagicpocketcinemacamera/techspecs/W-CIN-12

なんとこちら、RAW収録でダイナミックレンジも広く、色温度も後から大幅に変更可能。

カメラのモニターが大きく、外部モニター要らずで、ヒストグラムもバッチリ確認できる。

上記の悩みを全て解決してくれるという、、、 しかもお値段は15万程度(4Kの場合)

 

じゃあそれで良いじゃん!笑

 

と、いうことになるのですが、どんなに機材が進化しても、そもそもの仕組みを知らなかったり、知識がなければ対応できないことや、トラブルも発生します!

こんな経験をしながらも、僕のシネマトグラファーへの道のりは始まったのでした。

(因みにに最終納品物は、問題なく納品できております)

 

Blackmagicや、オススメのレンズとか知りたい! という方がいらっしゃったら、ぜひ、弊社のYoutubeチャンネルをご覧ください! めちゃ詳しく説明されておりまする。

https://youtu.be/h5ievwpEE2Q

つづく。

 

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