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11月に考えたことをつらつらと

shuntaro

弊社ではkibela(https://kibe.la/)というサービスで、週報と社内wikiを書くことを習慣化しています。
その中でも、週報では仕事を何時間、何したか、ということだけではなく、
仕事の反省や思ったことなどをつらつらとみんなが書いて、週一回の会議で共有しているのですが、
そこに今月、僕が書いたことをツラツラと共有してみようかな、と思います(はい、ちょっと手抜きですw)。
でも、ここではリアルに今思っていることや、birdのこれからを考えた話、それから読んだ本などから受けた話などを書いていて、
これを社内だけではなく外に出しても面白いかもな〜と思ったからこその取り組みです。
では、どうぞご覧ください!

10/28-11/3

エイトブランディング 西澤さんのブランディング合宿(http://www.aoyamabc.jp/culture/nishizawaakihiro-isumi/)で習ったこと、及び課題図書から勉強したことで重要だと思うことを簡潔にまとめると、

・経営において最も大事なことは、経営戦略をストーリーに落とし込み、それを全員と共有すること。
経営、特にブランディングにおいて大事なことは「強み」と「違い」を考えることです。
これは個人のセルフブランディングから大企業まで変わらない。
ただし、それを明確にするだけではダメで、ただ強みや違いの羅列になってしまい、
結局真似されてしまったり、一つ一つでは違いにならなかったり、単純にそれだけでは弱い構造になってしまう。
なので、大切なのは、これらの強みや違いを貫く「ストーリー」そして、それらのストーリーの「コア」となる要素を考える必要があります。
ブランディングの本質は、「伝言ゲーム」です。
聞いた時に、すぐに人に伝えたくなるストーリーを持っていること、そしてそれがシンプルで伝えやすいこと、に力点が集中します。

・ストーリーは、「か かた かたち」の全ての要素を揃えている必要があり、この3つの階層の往復運動であるということ。
「か かた かたち」とは、建築家の菊竹さんの論理で、単純に言えば、かが思想、かたが方法論、かたちが具体的なもの(サービスなども含む)を指している。
例えば、映像を例にすると、かたちは最終的な映像そのものだし、もっと言えば、色、編集、クリップ、構図etc…などの個別の事象のこと。
かたは、それらがどう繋がっているか、ということなので、例えばなぜその編集手法をとったのか、なぜそのカメラでこうやってとったのか、というようなこと。
つまり、その方法をつなぐ論理ですね。ディレクターや意思決定者は意識的・無意識的に関わらず、此れを以て決断している。
かは、映像を作る理由、思い、意味、そうしたものを指しています。なぜ、それがいるのか、ということ。
上のレイヤーがえらい、ということではなく、これらの3つをきちんと一つのスジで通している動画こそが伝わる良い動画ということ。
なので、常にこのレイヤーを行き来して考えなくてはいけない。
これは企業経営でも、他のことでも全て一緒だと思えます。

・経営者の仕事において、特に重要なのはこのストーリーとコア、これを考え続け伝え続けること、そして、
これらに沿って、か かた かたちを組み立てて業務を俯瞰で見ることです。
しかし、多くの起業を行う人(これはフリーランスも含む)の失敗は、かたちの部分だけに特化してしまうことです。
別の本では、これらの要素を、経営者及び起業家には3つの人格があり、このバランスが大事だと言っています。
それは、起業家、マネージャー、職人、という3つの人格です。
起業やフリーになる人は、職人色の強い人が多いです。特にうちらの業界だと、ほぼ90%そうだと思います。
ですが、この職人人格だけでは、会社(フリーランスも一人会社なので)は絶対にうまくいきません。
そこで、どうすれば他の2つの人格を強められるか、ということが本には書いてあります。
職人に徹したい人は、会社に勤める他ないとも言い切っていました。

確かに、周囲で成功をしているフリーランスや会社経営者は、職人的要素以外をきちんと持っている人だと思います。
うちの場合は、会社が(一旦)成熟期になってきているので、ここで大切なことはストーリーの強化と、それに沿った戦略の策定だと思いました。
なので、ここにしばらく注力したいと考えています。

・最後に、ブランディングを専門にするには、かなりの事例を知らないといけないと思いました。
とにかく筋の良いストーリーを、最初のヒアリングの時からあたりがつけられない厳しい。
これには相当な知識と訓練が必要で、そう考えると、今すぐにここに踏み込むのは厳しそうです。
ただ、出来ないことではないので、そこまでを見越して進めることが大事かな、と。

より手前の段階では、うちで今行っているimage directionというのをより進める方法が見えそうです。
ブランディングにおけるヒアリングのテクニックや、全体をまとめていく手法は、
そのまま企業のイメージ戦略に使えると思いました。
具体的な進め方は今後まとめていきますが、個別の案件への取り組み方が変わっていくと思っています。

また、その中で恐らく注力すべき仕事とそうでない仕事が生まれるので、そこでもまた、
多くのことが変わっていくと感じました!

ということで、学びの多い1週間でしたが、とりあえず今日から台湾ロケ。
すごく大きなお披露目の場で、チャレンジングな案件なので、緊張をしていますが、
良いものを作れると信じてやり抜こうと思います。

*ブランディング講座、すごく良かったので、ぜひ来年行ってみてください!!

11/4-10

・今一度、全員で自分とチームがレベルアップする方法を考えていきたい。ある程度のところまで来て、ここからの成長がやや頭打ちになりそうなイメージを少し持っている。各パートで、より良いものを作るためにどうしたら良いか、一度それを話し合ってみたい。

・今週は連絡関係少なかったけど、他の人がやってくれてるんだなーと思った。自分の仕事はこの先、より全体を良くする方向に力を注ぐべきだと思うので、自分にしか出来ない仕事に注力できればと思います。
撮影も、今後はテイクの仕事はなるべく振っていきたいし、動画もプロデューサーとCDの間くらいの役割で、カメラをたまに手が足りないと握るくらいになっても良い気がしています。個人的にはがっつりやって上手くなりたい気もするけど、それを自分がこのチームでやるべきかは謎なので、、他のことに時間を使うべきかな、と思ってはいます。でも、動画のイメージづくりや企画はもっと詳しくならないといけない、その代わりに。

・年末に向かって仕事が少なくなっていくので、ゆっくりと振り返りなどもしつつ、メンテナンスとして色々と整えていきたいです。

・そろそろ仕事をいっぱい入れるスタイルは捨てていきたい。これまではとにかくまずはスケーリングしないと色々とやりたいことができなかったけど、今は資金的にも人数的にもある程度十分になったし、クオリティの高い仕事を、自分たちと一緒になってやってくれるクライアントの人に届けるスタイルにしたい。この辺はブランディングの問題でもある。SPとOC。ポジショニング理論において、「やらないこと」を決めることと、「他とは違う資産」を明確にして戦略を考えなければいけないと思っています。

11/11-17

・自分では絶対にしないことでも、チームであると、どこかナアナアになってしまう。
全員が自分ごとに出来るのがベストだけど、まずはマニュアルにして誰がやっても失敗のない方法を徹底するのが大切だと感じています。

・それから、やはり業務体制の見直しを次の期に入る前にしないといけない。
これは、単にシステムの変更では無く、意識の改革だと思うので、全員でやらないと意味がない。
それが出来ないならチームでやるメリットは失われると言っても過言ではないくらい大事なことだと思うので、
ブランディングにも絡んでくるし、みんなでやりましょう!!
何を誰になぜ届けるのか、ということがきちんと明確になっていて、
うちのコンセプトがきちんと自分に落とし込めているのが大事。

・僕らは小さい会社なので、大会社のような働き方を奨励するつもりはないし、土日休みが生きがい、みたいな人は絶対にいらないしw、今、制度を整えたりマニュアル作ったり、休みを増やそうとしたり、残業代などの制度を整えたのも、クリエイティブのうえで面白いことに集中して取り組んで良い仕事ができるようにするためにやっています。
こんな小さな会社で、しかもクリエイティブ職という日本では決して地位の高くない(むしろ3kに近い)仕事をわざわざ選ぶ理由は、本当にその仕事が面白い、好き、楽しい、もしくはそれしかない、っていうような限定的な人だけだと思うので、そういう立場の僕らが、より良いクリエイティブをするためにどうするか、そして、それ以上に大切なのは、僕らの顧客となってくれて、クリエイティブを信用して任せてくれる人に対して、最大限報いるためにどういう価値を残せるのか、というのを真剣に考えていければと思います。

・やはり、楽しさとかリラックスも大事だけど、仕事である以上、緊張感は必要だと思う。
それがない現場は、結局突き抜けないし、達成感もやや薄いな、と思うのでした。

・最後に、沖縄での休暇をいただき、ありがとうございました!!
風邪のまま突入しましたが、ゆっくりしたおかげで治ってきました。
天気は結構この前のグアムみたいな感じですがw、まあゆっくり出来れば良いので、
むしろそれくらいでも良かったかな、とも思っています。

・今読んでいる「絵を見る技術」という本は、僕がルック論で話していたような内容を名画をもとにめっちゃ分かりやすく詳しく話している本で、僕もかなり自分の思っていたこととか感じていたこと、知識などを体系化できる本でした。
映像でも写真でも、とにかく絵作りに関わる人は多分必読書ですね、これ。
これは絶対に読んだ方がいいですよ〜!とても平易な書き方なので、誰でも読めます 😉

https://www.amazon.co.jp/dp/4255011117/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_kwR0DbSZFXCTA

11/25-12/1

https://www.amazon.co.jp/dp/4062180502/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_I074DbCATATH6
改めて、この本は良い本だ、と思った。
自分のまとめを読んで感じる。
また、採用について、本当にきちんと考えるべきだと反省した。とにかく採用で勝負が決まることを痛感。
ただ、出来る人、スターを入れると言うことではない。
将来に渡って伸び続けてくれる人、チームに貢献してくれて、自分の夢も一緒に叶えられる人、を採用しないといけない。
中の文章を引用した方がより的確なので、引用します。→

昔と変わらないビジョンと信念のもとに、選手の採用(仲間集め)をずっと続けてきていたことを理解したのです。  これに対して、現実の採用シーンの多くは、ビジョンよりも待遇優先で話が進んでいきます。「勤務時間8時間、月給 20 万円、交通費支給……」や「誰にでもできる簡単なお仕事です」「こんなスキルのある方、優遇」のように。  しかし、会社の状況が変わって忙しくなってくると、「これ以上、忙しくなるなんて耐えられません」ということになったり、「私は事務で入ったので、事務以外は私の仕事ではありません」となったりします。あるいは、経営者が成長するなかで日本一を目指そうというビジョンを掲げたときに、「私、富士山とか目指す気持ちはありません。ピクニックに行く気分で誘われただけですから」などということが起こるわけです。
したがって、採用の時点で、「俺たち、富士山に登りたいと思ってる会社なんですけど、一緒にハードトレーニングしながら、がんばって頂上を目指しませんか」というようにビジョンや価値観を共有し、共感・共鳴できる人が入ってくるという流れをつくることが重要です。
採用の時点で「ストーミング」をして、お互いが「この人となら一緒にやっていける」と判断したときに採用が決まる、という流れをつくれるかどうかが、のちのち空中分解しないでチームづくりを進めるためのキモになるのです。  そのためには、 いかに優秀で仕事ができても、ビジョンや価値観に共鳴できない人は採用しない という明確な姿勢が不可欠。
共鳴できるけれど仕事ができない人(現時点で即戦力とはいえない人)は、どう判断すればよいのでしょうか。  この場合は「素直かどうか」を基準にします。ビジョンや価値観に共鳴できていれば、仕事はそのうちできるようになるからです。「全然仕事ができない人でも、素直なら採用するのか?」というギモンを持つ人がいるかもしれませんが、ビジョンを示すことによって仕事のハードさ(の予感)をアピールしておくことができれば、明らかにポテンシャル不足の人は寄ってこないので、大丈夫
<引用終わり>

この本はぜひ、全員に読んでほしい(出来れば、元ネタのジャイアントキリングも読んでほしい、、面白いです。長いけど)
うちらのチームは一度ノーミングまでいったことがあるけど、その後は、フォーミングとストーミングの行ったり来たりだと思う。
もう一度ノーミング、そしてトランスフォーミングまでいってみたいと思っている。
これが何か知りたい人は是非、読んでください。

https://www.amazon.co.jp/dp/480029469X/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_TK74Db1FYWKE8
これを読んで思ったのは、とにかく、勘所を冴えるセンスが大事だ、ということ。
こういうことは、ガムシャラの努力ではなく、ある程度の抽象化が大事、というか、客観的に見られるかどうかでセンスが身につくか決まると思った。
とにかくやって、ニコニコしてれば褒められる段階もあるけど、仕事においてより高次の仕事になると、必要になるものがスキルからセンスにシフトしていく。
その時に、センスを身につけるにはどうしたら良いのか、というと、これまでの棚卸しをして、全体を俯瞰で見られるか、ということにかかってくる。
つまり、自分の経験だけじゃなく、その業界の構造や歴史、今のトレンド、良いもの悪いもの、そういうものを自分の価値基準に沿って、話せるかどうか、それがセンスのあるなしに関わってくる。
それから、センスというのは客観性なので、「事後性」が強いという話があって、つまり、今までの色々を振り返ってみて、初めてわかることが多々あるってこと。
でも、自分の人生は一回しかないし、それでは歳をとるほどセンスがあるってことになるけど、
そうはならないのは、結局俯瞰で見られるか、とか、事後性に至るまでのシーケンスを意識できてるかにかかる。
そういう意味では、読書というのは最強の事後性の克服になる。
誰かのやってきた奇跡を俯瞰で見られるからね。
また、シーケンスというのがとても大事。シーケンスというのは、連なり、ってこと。
つまり、何をやって、だからこうなる、だからこうなる、という連続の中で物事も見られるということ。
そうなってきたら、相当強い。
これを文字通り「センスで」、つまり感覚でできる人もいるけど、それができなくても、僕もある程度、経験・勉強・判断で可能になると思う。
なので、センスを身につけるには、自分のやってきたこと、業界の基本的なことの勉強、他の分野の読書、そして俯瞰で見る・連続で考える訓練がものを言うと思った。

そして、仕事ができる、と言うのは頼りにされる、ってこと。あれを頼むなら、あの人しかいない、と言う人になること。
それは雑用でも同じ。
もっと言えば、組織において「顧客から喜んでいただけるお金を増やす」か「コストを下げる」(あるいは両方)に全ての行動が繋がるように仕事ができる人こそが、「仕事ができる」人なのである。

 

年末、風邪をひかないように皆さんお気をつけてください〜!