bird and insect

日々 美を ともに ​​ 中野製薬イメージブランディング

  • Case Study
  • DATE:
    2020.04.25

About Nakano-Seiyaku


化粧品会社「中野製薬株式会社」創業60周年を迎えるにあたり、節目となる年のブランディングをお手伝いさせて頂きました。

  • 2020年ブランドブック
  • 広告@表参道、雑誌広告、年賀状
  • 創業60周年記念イベントOPムービー
  • ブランディングムービー

Background


60
周年を迎えたリブランディングを行う中野製薬様から、ブランドブックの制作をbird and insect(以下 bird)とオフィスを共にする「Nest」の一社であるブランディング会社のsideさんが受け、それに使用する写真と付随した動画コンテンツの制作を依頼いただいたことが始まりでした。

写真・映像という「イメージ」を統括するbirdと、ブランディング全体の骨の設計とデザインを行うsideさん。
両者が同じオフィス内にいることで、計画の初期から密な連携を取りながら、ブランディング全体を共に考えていくことが出来ました。

中野製薬様は創業60周年を迎え、記念イベントが行われる予定があり、先にムービーを作る必要があることから、
まず、ブランディングの方向性映像ベースside様と考え始めました。

Workflow



オープニングムービーの案として、以下の2案考えた上で、ブランディングの方向性に沿った後者の映像に決定しました。

  • イベントを楽しく迎えていただくための「軽快さ」「親しみやすさ」を訴求する案
  • 60周年という節目の年を表現するための、よりブランディングを表すための映像

中野製薬さんが以前から使用されていた「さあ、美容室へ。」というコピーから発想を広げ、短いストーリーを書き上げました。

オシャレって、生きていくためには必要ない。
そんな風に思われたりする。
気取ってるだとか、 お金かけたって、変わらない。
そんなこと言われたりする。
それでも、わたしたちは、 あなたを輝かせる、
光でありたい。 希望でありたい。 夢でありたい。
あなたをもっと、 わたしたちが、きっと。


リブランディングに際して、今までよりも「美」の創造をより強く意識するという会社の決意を発信するために、
中野製薬さんが力を注ぐ「人をお洒落にすること。」を敢えて必須の行為ではないと冷静に捉え、「それでもなお私達はあなたを輝かせたい。」という構成に
することで、「誰でもない、私たちがやる。」という中野製薬さんが内に持つ熱い想いを体現するコピーとなりました。

 



映像には「人を輝かせる」ことを象徴する抽象的なカットを軸として、中野製薬特設WEBサイト「ナカノノナカ」(現在は残念ながら公開終了しており
ます)の内容から、「一つの製品が出来るまでに数百もの試作がされていること」「木と根」で表すなど、抽象化したメッセージを盛り込んでいます。

製薬イメージのカットはトレーサビリティ(過去3年間に販売した製品や原料を保管し、有事の際にはいつでも原因をトレースできるようにしていること)の比喩です。

 


写真は、映像の世界観と統一しながらも、一枚絵としての力があるものを撮影し、広告用途としても使用できる表現を目指しました。
その結果、ブランドブックも、「日々 美を ともに」という新しいコーポレートメッセージを軸として、写真を大きく使った視覚的にも非常に美しいものに
仕上がっています。

 





結果として、コーポレートメッセージを最も良く表す数カットを、表参道駅広告を始めとした各種広告として掲載いただいております。

 



写真と映像は役割が異なります。写真は一枚に人の目を釘付けにし、鑑賞者が満足した時に目が逸らされます。対して映像は、鑑賞者の時間を拘束します。

そのカットが1秒であれば、1秒後には強制的に次のカットを見ることになるため、「必ず1秒間見られる」ことを意識する必要があります。

今回はトーンを統一しながらも、それぞれに適した画作りを行なっています。

 

Branding


私達は、ブランディングは印象をコントロールすることだと思っています。
映像においてはひとつひとつのカットは抽象的ながら、全体を通して見たときに中野製薬さんの想いが伝わるような動画を目指しました。

ブランディングムービーは、中野製薬様が掲げる3つのコンセプト:

SENSE」…「提案力」に関わるトレンドや完成を磨くためのアクション。
→ センスのある営業、センスのある商品、各社員さまが自分に投資しながらセンスを身につけることにより、センスがあると評価される提案を目指す。

DESIGN」… お客様のファン化につなげるために必要なテクニックを磨くアクション。
→ 商品パッケージや販促物、セールスのデザイン、すべての分野でデザインをつくりあげる。

TRUST」… チャレンジの上で得られる新たな信頼。
→ センスやデザインを磨いて新しいことにチャレンジし、新たなトラストの構築につなげていきたい。


を軸とし、また創業61年目を迎える中野製薬さんがこれを「第三の創業※」と捉えていることをきっかけに、これからの中野製薬の未来を期待させるイメージとすることを重視しました。医薬品を作るわけではないのにも関わらず、社名に【製薬】を入れているという品質に対する想いも訴求したいため、開発・工場シーンも映像に反映しています。


さらに中野孝哉現社長の「Made in Kyoto」への想いを反映するために、京都での撮影も敢行しました。

※第二の創業は中野耕太郎前社長(現会長)が会社を活性化させ、大きく成長させたこと

Result

60周年イベントオープニングムービー

ブランディングムービー

 コンセプトブック

 各種広告(表参道駅に広告として掲載)


コンセプトブック、広告、ムービー、全てのトーンを統一することにより、中野製薬様の新しいコンセプト「日々 美を ともに」を生み出すことが出来、より強く「美」「共創」を目指す企業としてのブランディングに貢献できたことを大変嬉しく思っています。

 

Image Director / Photographer : shuntaro
Movie Director : Tomonao Sakurayashiki
Cinematographer : Daisuke Abe
Editor : Shuma
Retoucher:Akko Noguch