2023年2月28日、つまり本日!
bird初の書籍となる『みようみまねで自分らしい表現にたどりつく写真解体新書』が発売となりました!!写真といえばこちら、玄光社さんから出ております。
(販売URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4768317332)
まずはいきなりですが、bird YouTubeチャンネルでも、出版について色々とお話しさせてもらっていますので、お時間ある時にはぜひご覧いただけたら嬉しいです!(冒頭はbirdチームによる撮り下ろし動画です。今これを書いてる横で絶賛撮影中ですが、どんな映像になるのか謎ですw)
さて、こちらの書籍ですが、元々はbirdのYouTubeを見てくださった(元)玄光社の安藤さんからお問い合わせいただいたのがきっかけで、出版の話が進みました。(ちなみにこの本の制作で大変お世話になり、心労をおかけしたであろう安藤さん、なんと、この書籍を最後に退社!ということで、、有終の美(?)を飾るお手伝いをさせていただきました(笑))それが一昨年末くらいだったので、ほぼ1年をかけて出版に至ったというわけです。間は数ヶ月、色々あってあいてますが、最後の1ヶ月は怒涛の追い上げでした。。出版、マジで大変。。。
で、せっかくの機会ですし、良い本になったな〜という自負もあるので(自信大事)、今回はこのjournalやYouTubeでも告知させていただき、いろんな方に読んでいただきたいと思っている次第です。
そもそも写真系の本の出版依頼だったわけですが、最初からいわゆる技術書というよりも、もっと考え方の本を書くということに面白みを双方持っていたこともあり、この本自体もそういう性質のある本です。どんな人に向けた、どんな考えの本なのかは、下記の序文をお読みいただくのが良いかなと思っております。ただ、書籍そのまま載せるのも面白くないので、ここでは最初に書き下ろした時の清書の入ってない序文を公開させていただきます!
写真の撮影方法を解説する本は、基本的に撮影が「上手になる」ことを目指しています。
もちろん、写真を始める人は「上手い写真」を自分も撮りたい!と思っているので、それは正解です。しかし、段々と写真に慣れてくると「上手い写真」の先に、その人なりの個性の出た「良い写真」があるということに気づいてきます。そして、そういう写真を撮るためにはどうしたら良いのだろう・・・と、写真表現の沼にハマっていくのです。沼にハマることは悪いことではなく、むしろそこからが本当の意味での楽しさの入り口なのですが、なかなか悩んでいる時にはそう感じられませんよね。また中には、「自分にはセンスがないから、良い写真は撮れないのでは・・・」と思っている方もいるかも知れません。
「センス」というのは生まれながらの才能とは違い、適切な知識と経験を経れば、誰でも身につけることができます。つまり、誰でも良い写真を撮ることができるようになる、と私たちは考えています。
本書は、写真における「自分らしさ」を見つけて、表現するための実用書です。
「上手い写真」を通過して「いい写真」を撮れるようになることを目指して作りました。表現といっても難しく考える必要はありません。あなたの「こんな写真を撮りたい!」という気持ちを、フォトグラファーの視点から出来るだけ論理的に分解して、表現にどうつなげていくかを解説しています。
やり方は簡単、作例を見て読んで試してみる、「みようみまね」でいいのです。紙面には30を超えるワークが用意されています。課題にチャレンジしながら、「見る力」と「センス」を磨き、あなたらしい「良い写真」へと近づいていきましょう。では、早速始めてみましょう!
どうでしょう・・?始めてみたくなりましたか?(笑)
この本にはほとんどカメラの解説はなく、画の見方や写真を撮影する時の考え方が書いてあります。また、それを単に読むだけでなく、実際に自分で撮ってみるといったワークをご用意して、経験値を積んでいくことも考えられています。そうした点で、初心者からハイアマチュアやプロの駆け出しの方などの写真に興味がある・好きな人に役立つ書籍になっていると同時に、デザイナーさんやディレクター・プロデューサーさんなど、写真に関わることがある方にも読んでいただけると、何を考えて写真をフォトグラファーが撮っているのか、どう伝えれば狙った写真を撮ってもらえるのか、といった疑問や悩みの解消のヒントにもなるのではないか、、、と密かに思っています。
デザインなどの世界では、考えることと作ることは密接に繋がっていて、そういった本もたくさん出ていますが、写真の場合は実際は密接なのに、そんなにそこがフィーチャーされる機会が少ないので、そういった意味でも、デザインや建築からキャリアをスタートして、写真の研究で博士までいった自分がそういう本づくりに携わらせていただいたことは、とても嬉しく思っています。
あと、この本は僕が書いた本ではなく、元ネタや原案、写真の撮り下ろし、進行などなど、たくさんのbirdメンバーが関わって作っている本になっています。そうした作り方をすることによって、良い感じで色々な視点や作風が混ざる形で結実したなと思っており、bird and insectらしい多角的な視点の本になったのも嬉しい限りです。メンバー自体がモデルしていたり、めっちゃ過去の作品が出ていたり、あとメンバーのお父さんたちが出ていたり(笑)と、手弁当な感じですが、そこがまた固さを和らげていて良いかなと思っています。
大きめの書店や、Amazonなどのオンライン書店での購入が可能ですので、ぜひお手に取って、できれば使い倒していただけましたら、bird一同、嬉しい限りです!よろしくお願いいたします!
<書籍詳細>
書 名:みようみまねで自分らしい表現にたどりつく写真解体新書
発 売 日:2023年2月28日(火)
著 者:bird and insect
出 版 社:玄光社
定 価:2,200円(本体2,000円+税)
仕 様:単行本(A5判) / 160ページ / オールカラー
登録情報:ISBN-10:4768317332 / ISBN-13:978-4768317334
販売URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4768317332