2月5日をもちまして創立6周年を迎え、今週から7期目に入っております!
これもひとえに皆様のご支援、ご愛顧の賜物と心から感謝いたしております><
去年の5周年の時にも振り返り(こちら)を行いましたが、今日は6期目の振り返りをすると共に、今年の抱負などをお話しできればと思っています。
コロナの時期も長引いておりますが、その中で成長を遂げるためにbirdが何をしていて、どういう形でクライアントの方や社会に対して価値を貢献できると考えているのかをシェアすることで、少しでも読んでくださった方のプラスになることがあれば幸いです。。!
<総括>
6年目はコロナの影響から復活をしていくプロセスの年になっていました。一度、売上ほぼ0の状態から、最後はいつも以上まで回復しましたが、6期(以下、前期)はその最後の勢いそのままに突き進んだ年となりました。そのおかげで、売り上げは5期の倍になり、利益率も大幅に改善。チームの人数も1.5倍くらいになりました。
これは、5期のコロナの際に撒いていたタネが実ったことも大きかったと思っています。あの時期に入ってくれたメンバーの活躍も一気に加速し、本当に心強いです。
撮影や編集などの部門別での状況も今年は細かく見ていましたが、とても安定した稼働状況を実現できていると思います。以前は忙しくなると、ものすごくどこかに過重労働になり、結果的にメンバーにも、組織にも負担がかかっていましたが、そういう状況を改善しようとコロナ以降努力してきた成果がようやく見えてきた気がしています。
また、新しいチャレンジとして始めていた「scenery(シーナリー)」などの取り組みも、ローンチをしっかり出来るなど、単に今までの延長線ではない成長も遂げられました。そうしたチャレンジの中でも、若いメンバーの飛躍を見越してはじめた「little bird」での案件受注はかなりうまい具合に機能した施策の一つでした。全体として、本当にbirdとしては飛躍した期であったと感じています。
前期の目標は、「より広域へ、より深部へ、より上流へ」というもので、飛躍の年にしようというのを掲げていたわけですが、それがすごくその通りになったんではないかと思っています。
反面、今後の課題として感じているのは、クリエイティブな面での飛躍かもしれません。
仕事として、チームとして、会社としての飛躍はありましたが、クリエイターとしての飛躍はそこまで感じにくい1年でした。これは自分だけでなく、全体的にです。もう少し作品の制作なども、出来てきた余裕の中で行うなどしていきたいですし、各案件でも最大限のチャレンジを持って、臨んでいきたいと思っています。今期はそこを重点的に強化したいです。
<売上・人数>
売上的には5期の210%を超え、利益も大幅にアップし、利益率が15%近くまで出る状況に。
と言っても、最後に頑張って売り上げを増やしたとかもなく、むしろ想定外の事態に少し最後、焦った感じです。これは、案件数の回復もありますが、全体的に新規の問い合わせが増えている影響もありそうです。終了案件数だけで見ると、1月末までで243件で、前期の倍ちょっとです。
問い合わせも、Youtube経由やエキスポ経由、広報経由など、さまざまな窓口からいただくことが増えました。以前は口コミがほぼ全部だったので、かなりの進歩です。また、リピートでの発注も大変多いのがありがたいです。リピートはやはり、良い制作ができた証拠でもあるので、そう言った良い関係値を今後も築いていきたいと思っています。
それと、前期は利益率の改善を特に重視して取り組みました。指標としては、売り上げよりも利益でみた方が経営が安定すると考えてのことです。結果的に、人数も増やしたり、様々な出費を行ったりしていたにも関わらず、きちんと利益を残すことが出来、初の決算賞与も出すことが出来ました。これは相当な進歩を遂げたな〜という実感です。いろんな手を打ちましたが、見積もりの出し方の見直しや、各案件での利益率のチェック体制、部門ごとの売上等の集計など、そう言った基礎的なところからの見直しが役立ったと思います。これらの実施の上では、一昨年よりご一緒させていただいている税理士法人WARC Lightさんが、きちっとした数値把握のお手伝いをかなり時間を割いて行ってくれたことが、すごく大きかったです。同時に、前期よりバックオフィスの繭子さんが加入してくださったのも、相当心強かったです。
チームの規模としては人数も1.5倍くらいになりました。現在、アシスタント・アルバイトのメンバーが10人程度、それ以外のフルメンバーが20人弱となっています。他にも各部門のインターンを含めると、相当な数の方に参加していただいてるな〜と。いよいよ広かったオフィスもかなり手狭になってきており、フリーデスクに切り替えたり、上の階を借りたりして凌いでいますが、次の更新のタイミングでは引越しをしないといけないかもな〜と思っています。
採用においては、求人もとても積極的に行いました。特に、インターンからの募集を強化し、各部門ごとに分けるなどしています。専門性をズバリ求めている場合は、正社員募集もかけて実際来ていただいたりしているのですが、特にクリエイティブ職に関しては、birdのカラーに合っていて、チームのために力を使って成長していける人、というのが絶対的にあるため、中途採用はなかなか厳しい門となってしまっていました。そこで、育てるスタイルをメインにしていこう、という方向転換があり、基本的には未経験でも良いので、これは!という方をインターンやアルバイトから採用し、社員登用する形にしています。前期加入してくれた方々も皆素晴らしく、今、最高に良いチームメンバーとなっているな〜と実感しております。
<稼働状況>
前期力を入れたことに、労働時間を減らすための試みがありました。これはもちろん法規の上で定められた基準を守ろうという観点もありますが、それ以上により良いクリエイティブのために必要だからです。特に、無駄な時間を削る見直しを行ったり、案件ごとの利益率や稼働時間などを予測し、計測していくことで、場合によっては案件をお断りする、もしくは社内でも別の方にお願いするなどの形でバランスを取ることをおこなってきました。もちろん、人数自体を増やすことでそもそもの労働時間の増加に対処することも行っています。
こうして意識的に取り組んできた結果、まだまだではありますが、一部の人に物凄く無理がかかる状況は段々と減ってきているなと実感してます。僕自身も、togglで時間を測りはじめてから、一番労働時間の少ない年になりました。前々期はコロナもあってかなり時間が少ない状態の時もあったので、それよりも少なかったのは奇跡的だなと感じています。。!ようやく、趣味を出来る時間が生まれたな、、と笑
特に労働環境の面では、編集部門は久保山くんの指揮によるチーム体制が敷かれたことで、以前よりも安定した運用になってきています。本当に素晴らしいです。また、プロップチームが前期は大きく躍進しました。これは瑠璃ちゃんの徹底した数値及び案件管理、そして新たなメンバーとして加入したカワムーこと川村さんのおかげもあります。PMも、小池くんを中心に、新規メンバーの三谷くんも加わり、アシスタント勢も含めてチーム化してきました。本年はより一層良くなっていきそうで、とても楽しみです、、!
その他、こうした稼働状況を掴むための数値化もしっかりと行ってきましたし、毎日の振り返り、毎週の振り返り、毎月の振り返り、1年の振り返りと、様々な機会での振り返りをみんなが行うことで、しっかりと目標に向かいつつ、要点を押さえたチーム稼働ができていると感じています。こうした振り返りの仕組みは、チームとしての全体感を高めるのに役立っており、コロナに負けないチーム作りが出来ていると思っています。
<新しいチャレンジの結実>
前期は個人的にもチーム的にも、チャレンジをする年というのを目標にしていました。一番大きなところでは、カメラグッズのブランドである「scenery」から第一弾であるカメラバックパックのローンチをし、応援購入サービス「Makuake」で1849%の達成率を叩き出して成功を収めたことです。「scenery」はコロナ初期に立ち上がったプロジェクトだったので、1年以上かかりました。様々な課題をクリアしていく中で、プロダクトを作るというチャレンジだけでなく、PRやブランディングをどうおこなっていくべきかという実験や知見を深めることにも繋がりました。
また、自社サイトをリニューアルしたのも大きなチャレンジでした。(前のサイトもとても評判が良かったので、より良くしないといけないというプレッシャーもありました、、)しかし、実際に出来上がったサイトはこれまで以上に評判が良く、使い勝手も上がりました。また、イメージブランディングについてもきちっと書き記すことが出来、これから自分達が進みたい方向性を見据えたサイトにできたのではないかと思っています。実際、そういう部分からのご相談が、サイトオープン後にどんどん増えてきています。
こうしたチャレンジに関しては、PR担当の白戸さんの頑張りがすごく大きかったです!デザイン面ではモリー、コピー面では杉浦くん、阿部くん・瑠璃ちゃんなどのチェック体制も含めた、PRチームがかなり機能していた一年だったと思います。メーリングリストやSNS関係、webの更新などのコツコツとした施策を地道に続けていってくれながら、サイトリニューアル、コンテンツ東京のブースやパンフレットなどの大きな転換までこなしてくれました。
また、個人的にも前期は登壇や取材の回数を意識して増やしました。YouTubeだけでなく、いろんなところで取り上げていただくことで、多くの方にbird and insectの名前に接触する機会を作れたのではないかと思っています。登壇だけで、定期的なものを除いてbird Totalで15回。取材は5本でした。また、賞の受賞なども目標にして応募し始め、こちらも少しずつ成果が出てきております。
作品づくりは前述したように多くはなかったのですが、僕が個人的に行ったGloamingは、ローンチをYouTubeチャンネルでもしっかり告知したこともあり、そこから今年度の大きな案件に繋がるなどがありました。やはり作品を作ることの大事さを感じております。
<若い子たちの飛躍>
前期の途中から、部門の安定やチームの拡充、利益率の確保、労働時間の減少、そして教育などの様々な側面から、若手を中心とした「little bird」チームを発足し、機能させていけるように取り組みました。まずは予算が少ない案件などで、クライアントの方と相談しつつ、稼働し始めました。ディレクションでは年輩のチームメンバーが入ることでクオリティを保てるように担保した上での形です。予想以上に動き出しも良く、早くも中々忙しくなっています。こうした形で早い段階から実践を繰り返すことは、本人たちにとっても良いことですし、クライアントさんにとっても、birdカラーを担保した上で価格は抑えられる仕組みとして喜んでいただけていると思うので、今後も積極的に行っていければと思っています。若手チームの発足によって、年輩チームはよりクオリティの高い制作を集中して行えるようになったり、難しい案件にチャレンジする時間ができてきたので、その点もとても良いと考えています。
インターン制度を整え、各部門別や、場合によっては僕の専属インターンを募集するなど、多くの採用を行なってきたことで、採用基準もかなり明確になってきて、以前よりも狭き門になっておりますが、その分、若手の質がとても高いチームとなってきています。入るときはまるっきりの未経験で知識も全くないところから、短期間でこれだけ出来るようになるのは、相当凄い事ではないかと密かに思っています笑
他にもマニュアル制作を推進して、入ってきたらすぐに知識を補充できるようにしたり、クリエイティブの講座を積極的に受けられる制度を作ったりと、新しい教育の仕組みも様々生まれてきました。
<今期の目標 / 施策>
今期は「Going outside the box.」というテーマにしました。
前期は、これまで振り返ってきたように着実に目標や向かうべき方向を見据えて、着実に行動をし、結果を積み上げられた年だったと思います。2022年も、その流れは継続していきたいと考えていますが、それだけではダメだとも思っています。
現状の延長線を進むことは、緩やかな下降に向かっていくことだからです。 だからこそ、驚きのある跳躍をして、自分や他人の常識からはみ出ていくことが大事だと考え、このテーマが生まれました。これは、単に既成概念を超えるアイデアを考えるだけでなく、それを行動に移していくところまで見据えた目標です。
この6年で蓄えてきた力を発揮し、一歩踏み出すことで、より大きな成果を出せる、 そういうタイミングが7期目だと思っています。 なので、「これやったら面白そう!」「みんなが驚きそう!」「今まで見たことないけど、絶対に良いと思う!」・・・といった発想から、「じゃあ、それやろうよ!」「チームで力を合わせて実現させようよ!」というところまで持っていきたいんです。
もちろんそれらは、自己満足に留まらず、クライアントさんや社会のためになるアイデアを考えた上で、だと思いますが。前期は数値を重視して目標を立てましたが、そうした習慣は根付いてきたので、今期は少し抽象的なテーマを運用することで、クリエイティビティを発揮してテーマに取り組みたい、ということも考えたことの一つです。
具体的には、新規事業の推進 / ブランディング事業の発展 / チャレンジを継続して行う(特に作品作り) / より良いクリエイティブを目指して制作を行うといった辺りを強化していくことが今期の取り組みです。来年また振り返る際に、こうした取り組みが花開き、良いクリエイティブがたくさん生まれていることを期待して、今期も一年頑張っていきたいと思います!
7期目もみなさま、どうぞよろしくお願いいたします!