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bird and insectのこれまでのこと その1 シュンタロウ / 林 / 奥村さん時代〜2014年頃 +ゲーム「INSAIDE」をした話

Tomonao Sakurayashiki

こんにちは。
bird and insectでディレクターをしております桜屋敷と申します。

まさか、自分のブログが回ってくる番に、こんなに世界がとんでもないことになってるとは想像もしませんでした。

もう沢山、沢山の情報や声、対策、状況が飛び交っておりますね。

一つ。

なるべく早く、穏便に終息してくれることを願っています。

 

birdのディレクターとして、今のbird and insectのいままでを僕なりの目線でシリーズブログを書いてみようと思います。

ぶっちゃけ、この内容、bird and insect初ブログで林くんが書いています。(笑)
ただ、林くんは最初からbirdの中の人間なので、僕は最初外の人間だったわけで、そこから見た俯瞰視点でのbird and insectを書き続けていこうかなと思います。
あと後述しますが、birdが設立する前から、設立当初メンバーとは認識があったこともあり。書ける立場かなーと思ったこともあります。

こんな感じで更新していこうかなーと!

その1   birdができるまで(今回はこちら)
その2   birdが忙しくなりはじめる〜僕が加入するまで〜2107
その3   僕のアシスタント時代と3年目の節目を迎えるbird and insect〜2017〜2018
その4   僕がディレクターとなったときのbird and insect〜2019
その5   bird and insectのメンバーが10人を超える会社になるまで2019〜2020
その6   bird and insectのこれから

—-前提として、僕桜屋敷はbirdが立ち上がる前から代表のシュンタロウさんと出会っており(僕の地元埼玉の撮影関係のバイト先)で出会ってからは、ご飯を食べに行ったり、シュンタロウさんの撮影の手伝いをしたり、冷蔵庫をもらう仲でしたw。まだシュンタロウさんがフォトグラファーでフリーに成り立てホヤホヤのときでした。
この頃のシュンタロウさんとのことは、ただのフリーターである僕にとって本当に刺激的な経験で、マジで1つ1つ覚えていると言っても過言ではないです。—-

その1   birdができるまで

bird and insect(以下、bird)は、3人のスペシャルメンバーからスタートしました。

代表のシュンタロウさん、元カメラメーカーで働いていてカメラ機材やメカニックの知識ではなかなか他に勝てる人がいない林くん、そして今はいない奥村さんという方です。

奥村さんはエンジニア気質のクリエイターで、世の中がまだ追いつけていない時代に、プロジェクションマッピングやドローンという最先端の技術に目を光らせ、自分の技術にしていった実力者です。

大学では映像を学んでいて、個人制作でショートフィルムや映画などを撮影していた人物。birdの初代ディレクターです。

生粋の関西人で、自分の意見を押し通す強いディレクターでした。

またまた、シュンタロウさんの紹介で奥村さんとも交流のあった僕でした。はじめて奥村さんの舞台映像のお手伝いをするために、恵比寿駅改札でお会いしたときに、挨拶をそれとなく交わし「飯食おう、うまいうどん屋あるねん」と言われ、僕は「ああ、クリエイターの人ってオシャレだから、オシャレなうどん屋さんに連れてってくれるのかぁ」と思い向かった先が改札から徒歩3秒先にある駅の立ち食いうどん屋だった衝撃は忘れられません。「からあげ、頼んでいいで」忘れられない。でもね、結構うまかったんですw「ここのうどんはマジで香川から仕入れてるからうまいんや」今思うと、奥村さんらしいお店のチョイスだった。まだこの頃はbirdは立ち上がっていませんでした。
*ちなみにシュンタロウさんと奥村さんは大学の先輩後輩にあたります。

そこから、1〜2年経った頃、2014年、bird and insectが設立されました。(僕は当時、野暮用で京都に滞在中)

当時は、渋谷松濤にある小さなアパートの1室で、他webデザインの会社さんとオフィスをシェアしていました。
(このシェア文化は今でも変わっていませんね!やはり、リスク回避(賃料のシェア)の面はとても重要だということです。良い対策はいつまでも受け継がれるものです。)

設立したばかりのときは、まだ”映像の仕事で食べていける”という経営状態ではありませんでした。
基本はシュンタロウさんの写真の仕事に対して、林くんがアシスタントに立ちというスタンスが多かったと思います。
奥村さんも、自分のお仕事と、某ピザ屋の配達でバイクを唸らせていました。birdとしての収入はそこまで充実していたわけではありませんが、みんなそれぞれ収入源をしっかり持っていました。(これ、大事ですね)

((そもそも、birdが設立した理由としては、当時Wedding映像の新しい表現が海外で流行っていて、それまでの「当日撮って、色つくりもせずそのままの素材で急ぎ足で編集してーーー」という映像から、まるで映画やドラマの1シーンの連続のようなwedding movieの潮流に乗っかろうということではじまりました。シュンタロウさんも林くんも写真に関しては詳しいですが、動画についてはほとんど知識がない状態でのスタート。なので初っ端から映像の仕事で収入があるということではなかったということですね。ちなみに、そんな二人だと映像に対しての知識が不安な面もあったため、加入したのが奥村さんです。))

林くんは、メカニックの知識も豊富ながら、トレーダーの知識や、アフィリエイトの運用などにも長けていました。
当時林くんがつくったカメラ関係の情報をまとめるwebサイト「koru」は良いアクセ数を記録していました。
(birdが忙しくなりはじめ、更新が追いつかなくなり「koru」の幕は閉じていくのですが。懐かしいなぁ、、3万アクセスぐらいいっていたようです。)

シュンタロウさんはもちろん、フォトグラファーで活躍の場を本当に着々と広げていきました。ここがすごい。本当に着々と。僕とバイト先で知り合ったと書きましたが、そのときの報酬は半日で1万円の仕事です。
それをシュンタロウさんは五反田から遠き埼玉の田舎町まで撮影に来るという。。しかもTSUTAYAでバイトしていたという。。
今じゃ信じられません。それから1年後ぐらいにシュンタロウさん個人の、フォトグラファーとしてのWEBサイトが新しくなり、”今後の受注金額は5万円から承ります”と記載していたのをよく覚えています。”こうして金額って上げていくのか”と思ったことも。僕は当時ただのフリーターで、「5万円!すごい!」と、まーズブズブの素人感想を抱いていました。

仕事を広げていく技術や知識、もちろんプレイヤーとしての撮影スキルも、センスも着実に身につけてい代表のシュンタロウさん。+会社経営のことも合わせて知識を蓄えていってるんだからまーすごい。心から尊敬する。シュンタロウさんに対して僕が思うのは、自身のブランド化がとてもうまいと思っています。(本人は「ブランド化」という言葉については無意識だと思います。)”ブランド化”って文字に書くとあまりいい印象ではないですが、「この人と一緒に仕事をしたいな」とか「一緒にいると自信がつく」とか「知り合いでいることが嬉しい」とかそんな力を当初から自然と培っていった人なんじゃないかと思っています。それは服装だったり、あらゆる面で知見の幅を持っていたり、感覚的にも論理的にも発言がしっかりしていたりなど、シュンタロウさんが妥協することなく自分自身に取り入れてきた多くのことが、今の”シュンタロウ”をつくっているのだと思います。

撮影や演出のあらゆる技術や、新しい技術に目を光らせながら、自分の意思も強く持つディレクターの奥村さん。(ちなみに奥村さんは2016年途中で退社)

メカニック出身の経験から、機材の能力を100%引き出しながら撮影を行い、写真・映像のカラー処理においても周囲から一目置かれている林くん。(とにかく論理的だし、絵作りにおいて、撮影手法、色作りにおいてもピカイチです)

そんな3人がつくったbird and insectです。
そして、そんな3人がつくったbird and insectが2020年、続いています。
弊社もコロナの影響を受けておりますが、これに負けず、火を消すことなく、これからも世の中のクリエイティブを面白くできるように精進します。

 

次回は「その2 birdが忙しくなりはじめる〜僕が加入するまで〜2107」をお届けします。

林くんの記事とも合わせて読むと理解度が深まるかもです^^

https://bird-and-insect.com/blog/1421/

 

自分のこれまでの生き方や行動を考えさせられるゲーム「INSIDE」

さて、本来はbird歴史ブログの後に書く内容を決めていたのですが、

今回は特別版として、こんな外出ができない今だからこそ、みなさんにやってほしいゲームを先日経験したので、今回だけそのことについて書こうと思います。

自分のこれまでの生き方や行動を考えさせられるゲーム「INSIDE」

僕は映画をつくっていて、今年国内外の映画祭に応募をします。

(軒並み、映画祭が中止・延期されていますね。)

http://ame-to-hikari.com/

((こっから話し方変わります))

先日、その映画音楽を担当してくれるアーティストのGo Hiyama(以下日山さん)さんと

日山さんのご自宅で打ち合わせを行った。

16時ぐらいにお邪魔し、映画のオフラインを見ながらリアルタイムにどこにどういった音楽をつくるかを話していた。

途中奥様のお料理をいただいたりしながら(おしゃれ!カフェごはん!のような

!)順調に打ち合わせが終わった。

時間が22時を回ったときに、日山さんが奥様に「屋敷さんにあのゲームやってもらわなくていいの?やってほしいって言ってたじゃん」と言葉を放ち、僕はあるゲームをやることになった。

「(ん?・・・今から・・?))」

ざわ・・・ざわ・・・

その名は「INSIDE」

デンマークのインディーゲームだ。(個人や小規模な開発チームにより制作されたゲーム)

普段ゲームをほとんどやらない、すぐ飽きる、ということから「ゲームをやる」ということに少し不安を覚えながら、とりあえず始めることになった。

また「1時間半ぐらいで終わると思う」という日山夫妻からの何気ない一言があり、軽い気持ちで不安と楽しみを抱えながらコントローラーを握った。

(INSIDEは今や沢山のゲームメイカーでプレイができる(iphoneでも)日山さん宅はニンテンドースイッチだった)

結果、終わったのは夜中の3時前ぐらいだったのだ。

小藪さんだったら「—ぅんで?」の連発をしそうな気がする。

ゲームがはじまる。

世界観は説明されることなく、いきなりモノクロの広大な世界観に赤い長袖シャツを来た少年がいる。

ゲーム操作はシンプルで、二次元の世界を、「十字キー(左右に走る)」「Aボタン(何かを持つ)」「Bボタン(ジャンプする)」という3つのボタンでシンプルに進めていくという内容。

とりあえず進んでいくと、車のヘッドライトが遠くから少年の周りを照らす、そのあかりに長時間晒されると、車に乗った大人に銃で撃たれて殺される。

死にかけの豚が出てくる、犬が出てくる、追いつかれると、噛み殺される。

人間が進化したような、得体の知れない裸体の化物に追いつかれると首を絞められて殺される。

というように、様々な障害物や敵(?)が現れ危機に晒されるのを回避していくゲームとなっている。

https://www.dospara.co.jp/express/dospara/298596

https://alienwarezone.jp/post/71

なんだ、この世界観・・・

僕は人の言葉を信じるので、1時間半と言われたら1時間半で終わると思ってしまう。

12時をまわっても終わる気配がない。なんだか怖くなってきた。

これは完全にネタで言うけど、12時回ったら「時間大丈夫?」とか言われるのが普通かもしれない。しかし、日山さん夫妻はそんな言葉を一言も発さないまま、僕のプレイするところをずーっと見てくれている。それも不思議だ。時空がねじ曲がっているのか?1時をまわってもまだ続く。走り続ける赤い子供。殺され、蘇り、また走り続ける。壮大な狂気じみた世界を僕がプレイする。わかった。これはもうこの世じゃないんだ。きっと奇妙な物語の世界に引き込まれているんだ。夜中の1時を回る。進み続ける。潜水艦にも乗った。何度も叫んだ。何度もチョコレートを食べた。何度もトイレに行った。ん?明日何があるんだっけ?ん?僕に明日は来るのか?2時近くになる。2時?2時?え?2時?赤い子供は進み続ける。

結果何が言いたいかというと、僕はこのゲームで、自分の今までの生き方を見つめるきっかけとなった。

先ほども言ったように、進めていくうちに課題やトラップが仕掛けられていて、それを

回避・解決していく過程が、かなり自分の性格が反映されているのが痛いぐらいにわかるのだ。

判断力/集中力/課題解決能力/冷静さ/思いやり/反射神経/精神力/向上心/分析力

それっぽく書いたが(w)このゲームで測れることが沢山あるような気がする。

僕で例えるなら、このゲームで自分について考えたこと

・判断力

いい意味でも割る意味でも、僕の人生は「とりあえずやってみる、言ってみる」という潔ぎよさ、勢いがある。返事やリアクションはなるべく早めにする癖がある。どんな場面でもとりあえず進む!という感じだった。これって判断力なのかw

・集中力

トラップの処理があまりにもわからないと、やる気が落ちてしまう。行動や思考が大雑把になる。でも、なんとか助言もいただきながら、途中で止めることなくクリアすることができる集中力はある。

・課題解決能力

1回解決したトラブルに関しては非常に柔軟に対応するが、そこから+a以上のことを求められると中々解決できない。物事を俯瞰でみることができず、解決に時間がかかる。

・思いやり・・・

アイテムを手に入れて、人を操る操作をするとき、操る人が落ちないように、死なないように主人公を動かしたりする

・冷静さ・・・

これはわからないけど、もしかしたらあの状況でラストまでクリアしたこと、感情を露わにせず笑顔で日山さん宅を後にできたこと、「ゲームを通して自分を知れたこと」と思えたことは、冷静さを忘れなかったからかも。

その他も、こういったことがはかれる気がする

・反射神経

・精神力

・向上心

・分析力

などなど・・・w省略します・・・w

正直、

・1時間ぐらいで終わると思っていたり

・いつ終わるかもわからない不安

・レンタカーで来ていて、まさか延長するとは思っていなかった。(夜中の2時まで借りていた)

・さすがに2時で終わらないときは、どうすればいいか思考停止になった。

こんな感情がグルグルグル頭を廻り回っていたから、通常の状態よりは機能は若干落ちていることもあったけど、そこも含めて、仕事や人生の問題にぶち当たった時の

行動や性格が、このゲームで露わになったと感じた。

日山さんも、奥さんもプレイしたことがあって、みんなそれぞれつまづくところが違うらしく、やはり個人の性格が出るゲームなんだなと再認識。

あ、あとですね。ゲームに関しての基本的な感想なんですが、

・ゲーム音楽がめちゃくちゃいいです。

・グラフィックも壮大で綺麗だし、「圧巻」というのはこういうことかなと。

音楽とグラフィックに本当に引き込まれてしまう。いつまでも記憶に残るゲームです。

帰路に立ったときは、自分が奇妙な世界にいるのではないかとよくわからなくなった。もう何を書いているのかわからなくなってきた。

余談だが、先日日山さんから映画の楽曲を数曲制作していただいたものを送ってもらったら、明らかにINSIDEの音楽っぽいのが1曲あって、それを日山さんに言ったら「全く違いますよ!」って言われて、僕の頭は完全に洗脳されてしまいました。めでたしめでたし。

是非!暗いゲームでも好き!という方がいましたら!

マジで面白いです。

 

 

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