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CASE STUDY

オシャレな映像を作りたい方へ

Shuma

オシャレって結局なんだろう?
作る時にも頼む時にも考えたいこと

どうも。
bird and insectのDirector/Editorの主馬です。

「オシャレな映像を作りたい」

「いい感じの映像作りたい」に並んで言われたら困る言葉です。
オシャレには個人差がありすぎるので、今回はもう少し”オシャレ”な映像とはなんなのかを考えていきたいと思います。

あの人オシャレだなと思った時に大体雰囲気で判断してると思いますが
実際にはどういう要素でそう感じるのか?

まずその人の容姿、そして身につけている服、靴、バッグなどのもの、さらに髪型や声を総合的に見て
それらが洗練されているとオシャレになると思います。

つまり

オシャレ=洗練されているということである。

では映像はどうなんでしょうか?

まず容姿にあたる映像のコンセプトがあります。
そして服や髪型、声といった肉付けするものとして映像の構図や、編集、色、音楽などがあります。
これらの要素が洗練されているとオシャレだなって思える映像になるのかなと思います。

洗練されているにもいろいろな考え方があると思うので今回は
birdのメンバーにもそれぞれがオシャレと思う映像を聞きつつ、下記のような要素で考えていきたいと思います。

まずは、、、

抽象度

その映像のスタイルを決めるコンセプトやストーリーはまず抽象度で見ていきます。
抽象的でハイコンセプトな映像にするのか、現実的なものにするかということです。
これは映像を作る上で最も大事だし、制作を頼む上でもとても重要です。

抽象的な映像はファッション系やアート系の映像に多い。

Graphic Designer / Molly
Graphic Designer / Molly
선우정아(SWJA) – 쌤쌤(SAM SAM)

シチュエーションも動きも抽象的、MVは曲の世界観をせめた演出で表現するものが多い。
説明を省いていくとオシャレと感じるのかもしれません。

ke shi ki Director/ Ruri
ke shi ki Director/ Ruri
WIM WENDERS – Jil Sander “Paternoster”

ke shi kiの写真や映像もそうですがファッション系の映像はコンセプトを研ぎ澄ませたようなものが多いですよね。
広告でこういう表現を取り入れること自体がオシャレなのかもですね。

 

逆に現実的な映像でいうとドキュメンリーや映画、あとは最近流行りのVlogなどに多い。

The 1975 – Robbers
シチュエーションは男女の物語で、手ブレさせた撮り方や芝居で見せるシーンもあるので
リアルめでも飛ばすとこは飛ばすし、回想のような演出を入れることでオシャレ。

 

Editor/Kuboyama
Editor/Kuboyama
サントリー烏龍茶「パス」編

芝居ものは抽象度という意味では現実的なのが多い。
その上で説明的にしすぎないところがオシャレだと感じさせる一つのポイントかもしれません。

映像の根幹になるコンセプトの部分。このタイプと作りたいものを間違えて頼むとまず失敗します。
例えばbirdでいうとディレクターの桜屋敷はリアルな人の様を描いたりするのが得意だと思ってます。
映画も撮ってます。もうすぐ完成みたいです。

Director/Sakurayashiki
Director/Sakurayashiki
雨とひかり

なんかオシャレですよね。僕は劇場で見たいのでまだ見ていませんが。早く見たいですね。

 

逆にわたくしは抽象的な表現の方がどちらかと言うと好きです。

大体見てる人はおいてけぼりです。伝わる人に伝わったら嬉しいです。

美しさ

次に美しさですが、これはシンプルなのか複雑なのかで見ていきます。
映像の見た目にダイレクトに影響してくるのでこれもとても大事な要素です。
映像を見る側は全体として見るわけなんだけど、なるべく各要素ごとに見ていきます。
そうすることで構図や映っているもの、それとも編集や音楽がシンプルか複雑なのかが分かってきます。

シンプルなものはより写真や絵画的な美しさに近い気がします

星野源のAin’t Nobody knowは画の中の要素としてはとてもシンプルで美しい

複雑なものは難しいんですが整理していくとどこかの要素はシンプルだったりします。

Image Director/shuntaro
Image Director/shuntaro
Kenzo World – Spike Jonze

ダンスを撮っているだけなのでシンプルなんですけど演出とかカメラの動きとかという意味ではすごく複雑だと思う。
Spike Jonzeさんは憧れです。ただただすごい。。

テンション

次にテンションですが、画の中の動きやカメラワーク、編集には静けさや荒々しさといったテンションがあります。
それが静なのか動なのかを見ることで、オーディエンスに適したオシャレな映像を目指すことができます。

静的なものは手仕事系みたいなのにマッチしたり

伝統産業とかプロダクト系には静的な表現は多い気がします
スローにしたり色のコントラストをなくしたり動きを少なくしたり日本っぽいかもですね 最近は違うかもですが、、

Cinematographer/Abe
Cinematographer/Abe
Jamiroquai – Virtual Insanity

中に出てくる人の動きはあれど、カメラの動きや編集だけでいうと限りなく静に近い。
難しいところですが、まーとりあえずオシャレですよね。(やば、、ちょっと良い加減になってきている)

 

動的なものはファッションだったりスポーツ系とか若い人向けの映像にぴったり

Evangelist/Hayashi
Evangelist/Hayashi
Airpods Pro – snap

他にもHomePodの映像とかも上がってましたがAppleは今の時代のオシャレを作っていますよね。
ダンス、色使い、撮影、編集、どれも動きがあるけど品が良い、かつ見てる人をおいていかないところが良い。

 

Retoucher/Akko
Retoucher/Akko
Attraction / Instant Jam

また違ったスタイルのオシャレですね 編集というか演出がすごく動的。
こういうことをしようという発想がオシャレです。

時代感

最後に時代感ですが、画の質感や表現が古いのか新しいのかで見ます。
例えば画の質感で言えばフォトリアルで生々しい感じにするのか、フィルムっぽいエモい感じにするのか
過去に流行った感じや今のトレンドを取り入れるのかということもあります。

新しいものは常に新しくなっていくのでこれとは言えませんが
単純に画の質という意味ではプロダクト系などCGを使用したものは新しいに入るでしょうか。

古いものはCMやMVなどで目にすることも多いです
とはいうものの、それは逆に新しいからオシャレなのかもしれません

Photographer/Honda
Photographer/Honda
SHE IS SUMMER 「CALL ME IN YOUR SUMMER」

僕もVHSルックやフィルムルック好きですが、アナログ感はなんとも言えないオシャレ感があります。
構図を4:3にしたり昔のカメラワークを取り入れたりとうまくハマればオシャレって感じるんでしょうね。

PM/Koike
PM/Koike
レナウン「イエイエ」

これは実際に古いわけですが動きの演出とか、撮り方、カット割りとか今見てもオシャレ。
当時も相当オシャレだって思われていたに違いない。

という感じで要素ごとに考えていくとその映像に適した”オシャレ”というのが分かってくるのかなと思います。
オシャレというのはその人が行く場所にいる人が判断します。
映像も一緒でその製品だったりサービスだったり、アーティストを好きな人や興味ある人が
見ていい感じだなって思える=オシャレになるのでそこを考えて作ることが大事です。TPOですね。

ただちょっと解ったのはコンテンポラリーダンスを踊っていて、説明があまりない、商品と直接結びつかない、シンプルさがある
その上で映像としてとても洗練されているとオシャレと感じることが多いような気がしましたw

またそれぞれのオシャレな映像を聞いたりすると見方や考え方が違ったりするのでなんだか面白い。また聞いてみたい。
そんなbird and insectでは自分たちも見た人もいい!と思える映像や写真を制作しています。
ぜひworksも見てみてくださいね〜

ではまたお会いしましょう!
次は経堂 街ぶら企画第2弾をしたいですね そろそろ。。