bird and insects.

journal
one day

新入社員の半年。

bird and insect

bird最年少の末っ子 久保山です。
僕の半年の活動と日々の思い出。

 

まず初出勤の日の事。
OJTをやってくれたのはディレクターであり映画監督の屋敷さん
デスクですぐ寝ます。
なので僕も寝ます。
屋敷さんはとにかく物腰柔らかくて優しい。
後々わかってくるんですが、結構、無茶苦茶な人生を歩んでます。
普段の会話から出てくる過去の話が衝撃的なことばかり
屋敷さんはどんな人か?聞かれたら「静かにイカれてる人」と答えます。
ちなみに屋敷さんの初監督映画の「雨とひかり」のカラーを担当させてくれる事になりました。
素敵な映画なのでさらにもっといい映画になるように頑張ります!
ペーペーの僕に任せてくれた屋敷さん、ありがとうございます。
そんな屋敷さんが優しく接してくれたおかげで
「この会社でやっていけそうだなぁ」と感じた初日。
会社のみんなで、経堂の中華料理屋で歓迎会もしてくれて
本当にとても感謝。

そうして入社した僕は
最初の2ヶ月は結構大変で、ほぼ休んでなかったと思いますw
朝から晩まで撮影アシスタントの連続、機材の準備、レンタル品を受け取りに街へ行ったり
※レンズの種類覚えるのにも一苦労
諸々手配など制作仕事ももちろん雑用から何から何まで
楽しくない仕事をたくさんしましたww
ただ毎日楽しく仕事できています。このチームは思いやりがある人しかいなくて、
意味わかんない事で怒られる事もなく、毎日気持ちよく仕事ができる。

アシスタント業務に関しては全部カメラマンの阿部さんが教えてくれました。

この人もまた大変、素敵な人であります。
非常に面倒見の良い方です。
仕事に関してはほとんど阿部さんに教わりました。
手前味噌ですが会社のみんなは「久保山くんは仕事が丁寧で安心」と言ってくれるんですが
ほぼ阿部さんのおかげです。
いじられキャラで関わる人全員から好かれてるんじゃないでしょうか😬

久保山っち、これはリフレクターや!
久保山っち、撮影現場の記録は鉄則や!!(加入後初めての現場)
機材の片付けはこうやるんや
現場ではヘルメットとバックアップは必須や
グアムの海はキレイや
大切なことは全て阿部さんが教えてくれた。
10日連続で撮影なんていうハードスケジュールを共にしたりもしました。
振り返ると、とにかく毎日阿部さんについていって必死に働く日々でしたね。。。
本当に尊敬してるし、理想の先輩です。普段なかなか言えませんが。
文面だとこういうことも普通に言えちゃうところが僕にとって文章の好きなところ。
ちなみに阿部さんは彼女が欲しい
愛を知りたいと、いつも嘆いています。
幸い、僕には彼女がいるので、その話題の時はマウント取れて楽しいです。
あと僕が編集してると
「俺のウルトラカットどう?」
「スーパーキラーカット撮れたから探してみてよ」
「そのカット誰が撮ったの!?ハイパーカメラマンだなぁ」
と言ってくる時の顔が可愛いです。
、、、阿部さんへの言及が多くなりすぎました。
打ち止めで。

ちなみにグアムでの撮影の編集は、まだ入ったばかりの僕に任せてくれました。
加入以前にも編集の経験はあったものの、新人の僕にそういうチャンスをくれてありがたかったし
birdに入って初めて編集した案件なのでとても思い出深いです。
そしてこの頃は加入して2ヶ月ぐらいでしたがすっかりメンバーとして馴染めていたと思います。
晩ご飯でグアムのステーキをみんなで食べながら「まだ2ヶ月!?もう半年以上は一緒にいる感じだよ」
という会話をした記憶があります!
この仕事以降は常に編集は抱えてる状態になっていきました。

割と最高の滑り出しができたと思います。
まぁ、本当にみんなのおかげなんですけどね。
絶対に言及しておきたいことが1つあって、
新しい環境ってやっぱりしばらく緊張するしフワフワするんですよ
そこで何が一番助かるかというと、しょっちゅう話しかけてくれる先輩。
この点で僕は野口さんと本田さんにかなり助けられました。
(オタマトーン練習中の野口さん)
野口さんは斜め向かいのデスクに座ってて、
オフィスにいて話しかけられなかった日は僕の記憶ではないです。
緊張してる僕に気を使ってくれてか、沢山質問してくれてコミュニケーションを取ってくれて
周りに僕と話した内容や、僕の情報を共有してくれて輪の中に自然と迎え入れてくれました。
今思い出して書きながら、改めて感動と感謝がブワッと溢れております。
書いている今この瞬間、向かい側でレタッチをコツコツとしておられます。

(ドローン講習会に参加してメキメキとドローン撮影が上手くなっている本田さん)
本田さんは隣のデスクで、ずっと話してくれるし、かなり気にかけてくれたと思います!
二人の子供のパパでもあり、いつも写真を見せてきて自慢してくる(二人ともめっちゃ可愛い)
年齢は倍近く離れているのですが
いい意味で親近感があって近しい距離感で接してくれるのが最高です。w
元々フリーのフォトグラファーでやっていて実績もバリバリで
本田さんが撮る写真は柔らかくてとても好きです。
それでいてドローンや映像のカメラマンなど新しい技術を習得し続ける姿勢が、とても尊敬できます。
ちなみに僕がイヤホンつけて集中して作業してる時も、容赦なく子供の写真などを見せてくるので
2.3回ほど「後で見せてくれ!w」と思ったことがありますw

でもそれは続けてください本田さん。
それも含めて、とても嬉しいです。😬

そんなこんなで、時間はあっという間に時間は過ぎ、年末に突入していきました。

ここでのトピックは冒頭でも触れましたが、映画「雨とひかり」
追加撮影の助監督をしました。

映画撮影に関わったことなどないので、困惑した事もありましたが、とてもいい経験になりました。

最終日の撮影が終わった日のその帰り
屋敷さんと映画の事とか、プライベートのなんでもない話をしながら見た
深夜の高速道路から見える街の灯りが青春の1ページのように僕の脳に刻まれております。
「雨とひかり」は現在、完パケに向けて編集中です!

皆さん楽しみにしてて下さい!

僕の昨年の仕事納めは
「雨とひかり」

そして、お正月休みは阿部さんには存在しない
「彼女」と旅行に行ったりして楽しかったです。仕事もいいけど、やっぱり休みはいいですね。最高。

年が明けてからは、まずはbird合宿!!
合宿のブログも僕がまとめてるのでまだみてない方は是非、ご覧下さい!

合宿後の仕事は主に
・撮影アシスタント
・メイン編集・グレーディング
ですね、まだまだ撮影のスキルが足りないので忙しくても自主的に撮影しないとなーと実感してます。

年明け後のトピックは

「写真を撮りはじめた」
ということですかね、元々映像にしか興味がなくて写真はそんな興味がなかったんです

ただ現在は、20万以上したカメラを買って毎日、自分の生活の記録写真を撮ってます。
↓ほぼ毎日、birdの写真アップしてるのでよかったらフォローしてくださいw
https://www.instagram.com/kyo_kuboyama/

様々な理由があるんですが、代表のシュンタロウさんに

「写真も撮ってみなよ」

と、現場の休憩中に言われたのが一つのきっかけです。
僕にとってのシュンタロウさんは可愛らしい方ですw
冗談言い合えるほど親しみある社長って世の中にそう多くはいないと思うんですが、そういう存在です。

この前、腰を痛めて忍者みたいになってましたw

(野口さん笑いすぎです)

(撮影の合間、つまみ食いしたナッツが美味すぎて止まらなくなってしまう)
シュンタロウさんは成長するきっかけを、たくさん与えてくれます。

その一つとして、シュンタロウさん主導のもと
「クリエイティブワークショップ」
というのを始めました。
「個」として一線で活躍するクリエイターになるために取り組んでいる事です。

現在「自分の好き」を洗い出して自分が目指す方向性をある程度定める活動をしています。
例えば
・・ピンタレストを毎日見て好きな作品を集める

こんな感じで集めていくと、好きな絵のビジュアルが明確に出てきますね。
ちなみに僕はざっくりいうと
・フィルムルック(80~90年代っぽい)の感じが好きな傾向。
・ローキー(暗い)が良いと思う傾向にもある。

中でも好きだったのは

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映画[mommy]のポスターです。

「空気感」が最高で、優しく包まれて懐かしい感覚にさせられました。

空抜けで情報が少なく澄み切ったビジュアルで、この表情も素敵ですね。

無理くり何が良いか考察したんですが

この構図なんですが、下からあおっています。
その他の写真も見ているうちに感じたの事がありました。

「懐かしい」とか今風に言うと「エモい」とか感じる写真は

この構図が多かった感じました。まぁそんな大した気付きじゃないかも知れませんw

心理学的にとか、明確な科学的な要素もあるかもしれませんが

僕は子供の頃見た景色とかに少なからずリンクしてそういう感覚になるのかなーと思いました。
小さい時ってほとんどの物や景色って見上げることになると思うんですけど

その頃の残像が心の奥に刻まれててそれが懐かしい気持ちにさせるんじゃないかなー、ってちょっと思いました。

これが僕の好きな、良い「空気感」だと思わせる一因だと思った。

全く見当違いの考えだったらウケますね。

ちなみに好きなMV TOP1.2がありまして

どちらも写真が並べられたかの様な美しいシーンが続く作風で
曲とマッチした絵から放たれる「空気感」が最高です。
僕は空気感を表現したいのかも知れない。
キモい感じの発言になったけど本当にそう思っちゃいました。

こちらはmommyのシーン集

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美しい〜!

それと自分は「自然」な写真が好きでした。
その人によって何が「自然か」なんて変わってくると思うけど

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極端な例ですけど、こういう方向性です。
比較的みんなのスマホのカメラロールに近くて「自分でも撮れそう」と思われそうな感じ。
ただこれをコントロールして仕事として撮るって相当難しいです。
「奥山由之」さんとかそういう意味で改めて凄いなぁって思いました。
カメラマンの狙った、いやらしさを全く感じなくて、写真がスッと入ってくる
そういう写真がとても多かったと感じました。

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綺麗な女の人が中指立ててたり、タバコ吸ってる写真にすごい引き込まれて 綺麗な物が汚い事してるのが好きかもしれないとか、小さい気づきとかもあったりしました。

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陰影ハッキリのローキーで、ハイライトを焦点とした光が好きとか (窓からの光が差し込む感じとか特にね)

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この写真とかは沈んでまでビン(ビールかな)を守ってる感じがなんかすごいインパクトあって良いなーって思った。
ターミネーターのシュワちゃんを思い出した。
ビールのポスターとかだったら最高に素敵だと思うw

これらを含めて色々な自分の「好き」が分かった。

ずっと見ているうちに気付きがあって、今、写ルンですがすごく売れてる様に

80~90年風のトーンって若い世代を中心にすごい流行ってますけど

身を持って実感したのですが、「新鮮」だから流行ってるんだなって感じました。

特に僕ら世代はこのトーンの写真に当然ですが時代がかぶってないのであまり触れてきてないんですよね。
普段見てきてないから新鮮なんです。

僕はなぜこのトーンが好きなんだろう?って分析して見てるうちに

だんだん飽きてきて、前ほどはこのトーンの信者ではなくなってきましたw

いや、相変わらず素敵なんですが!前はなんでもかんでもこのトーンだったら好き!って思えたんですが、今は全部が全部好きではなくなったなーって感じてきました。
本当に自分の好きは本当に好きなのか?ただ流行に流されてるだけなのかな?
なんて気も少しだけしましたw

30年後くらいにもっとカメラが進化していったら、今のiphoneとかのトーンが爆流行りしたりするのかなーって少し思ったりしました。

他にも
・・映像のインプットを増やすために

・netfrixやVimeoなどで高く評価されてるを観察する

・制作した人物たちを追っかけてインスタをフォローしたり、そこからもっと広げていって多くのクリエイターを知って、参考、インプットを増やす事

・広告年鑑で良さそうな作品を見る(そこから過去作を見たり、競合の企業のCMを見たり派生して様々なCMを観察)
など、多くのレベルの高い作品を見聞きするのはとても重要です。

流れの一例としてvimeoのおすすめで出てきたこの作品

https://vimeo.com/382045214

この作品は絵のビジュアルがとても良いと思って、カラリストの方をインスタでフォローしました。
https://instagram.com/parkerjarvie?igshid=50fplwjyd30c

インスタに載っている作品が全部綺麗‥!

このように、良い作品と思ったら制作陣を調べてフォローしたり過去作を見たりしてたら
新しいクリエイターを知れたりもして、数珠つなぎで発見できて、良いインプットになります。

この活動で様々な作品を見て感じた事は

・ユーモア性がある作品が作りたい

・知らない境地のドキュメントが好き

・ビジュアルは映画的で美しいと見てて気持ち良い

・良い「空気感」ってなんだろう

特に感銘を受けた作品で紹介しておきたいのが
netflixの作品

『ストリート・グルメを求めて』

https://www.youtube.com/watch?v=HZv5VjLf7CI

単純に「こーいう作品作りたいな」って心から思った。
「今何作ってんだよw」みたいな刺激的な場面もあって
知らない世界を知れて毎話ワクワクしたし楽しかった。
表現も映画的で美しいので自分の理想的な作品でした。
「これ食べたい」「この国行きたい」

見た人の心や行動を動かす作品って素晴らしいし作りたいですね・・・

後、同じくnetflixのドラマなんですが

「このサイテーな世界の終わり」というドラマ

https://www.youtube.com/watch?v=R6SrXWbZZXE

サイコパス青年と奔放で自由な女の子のロードムービーなんですが
ユーモアがありつつ、人間模様、感情の部分にフォーカスした作品で

空気感も良くて、絵のビジュアルも素敵でした!

こうして色んなものを見聞きしていると大体は自分が見えてきます。
何が好きでどうなりたいかって考えたら
「ドキュメント性」
「美しいフィルムルック」
「空気感が良い」
「ユーモアさ」
こういう要素を持ったクリエイティブを生める人になりたい。
これから自分の目指すところ、好きな方向なんて変化していくかもしれないけど
今の自分をこうやって理解することはとても良い経験になったと思います。

長々と失礼しました。
まぁ、こんな感じの事をやっていって段階を踏みながら活動してます!

僕は本当にまだ何もなしえてないし

何者でもありません。

これから成長していきます。

その過程も包み隠さずブログに残していけたらいいなと思ってます。

さぁ、今回はこのくらいにしましょうか。

話の流れで、まだ紹介できてないメンバーもいますが、これからもブログは書くので次回に持ち越しです。

ルリさん、ひろやすさん、シュマさん、サギーさん、ごめんなさい🙏w

それぞれ僕視点のエピソードもちろんあるんですが、ちょっと書き疲れたので今回はここまでw

次回もお楽しみに!

以上!俺!(Photo by : shuntaro)

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