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22歳の嘆きー情報化社会なんてクソ喰らえ

Mao Yashiro

『情報を制した者が就活を制する』去年散々言われてきた。「知ってる」ことが偉いらしい。
『今』をつくるInstagram。フォロワー、映え写真、ハッシュタグで、いいね!(…良い?)





…ちょっとついていけないので、ここでグレてもいいですか?
(箸休めに私のお世話係・やしきさんのオフショット付き)

 

 

 

 

 

最近ある1曲に出会いました。

 

韓国のシンガーソングライター・DEANが歌う、『Instagram』

 

この曲が発表されたのは2017年12月なので、K-POPとかなり距離があった私には本当に遅れて届いたのですが、

とにかく歌詞が、「共感」というには勿体無いほど、最近私が感じる世の中「そのまま」だったのです。

 

Instagramが生活を侵食し、現実と成り代わっているようにも見える現代社会。そこで、他人と比べ苦しくもがく気持ちを歌うこの曲。

 

象徴するのが下の歌詞

『もう止めようか この情報化時代 間違っているんだ

最近は“知っている”ことが 苦しみになっている気がする』。

 

これを、初めて聞いた時「それそれ、それですよ」と。!

 

字面にすると結構「まんま感」があるのですが、

まんま歌詞にしてもこちらが興ざめしないような、マイナーコードでアンニュイな雰囲気、心地よい曲調が他にない世界観で…

 

リピート、リピートでした。(笑)

他人の美化された生活と自分を比べると、いつだって「負け」。!

 

一流ホテルのスイーツビュッフェに、

 

彼の助手席からみる首都高の眺め、

 

新しいネイル、越しにさりげなくブランド物のバッグがちらり……

 

…知っています、私が欲しいのはこういうものじゃないってこと。!

お金じゃ決して買えない、私の心でしか作れないものだってこと。!

 

なのになんだか羨ましくって、キラキラ見えて、欲しくなる。

高くてもお金を出せば味わえるもの、けれどその価値を知らないって、劣っている気がする、負けた気がする、惨めな気持ちになる。

 

私には必要ないと手をつけなかった

と思っていたけれど、やっぱりいいよなあ、なんて。

こんなの、私の欲しい情報じゃないのに、虚像の欲求とわかっているのに、

なのに、

朝起きたら顔を洗うように、

喉が渇いたらお水を飲むように、

得ようとすることが習慣になってしまいました。

久しぶりの原宿にテンアゲなやしきさん

 

『Instagram』はこんな“いかにも女子”の私が等身大で反映されていて、それを芸術に変換することができるDEANをリスペクトする同時に、彼との精神的な距離を、すごく近く感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が。。。。

それから私が大好きなファッション誌『GINZA』のDEANインタビューを目にして、

 

 

 

色々、思いました。(笑)

 

 

 

…彼、頭良い。(笑)

 

 

『Instagram』制作の背景は、やはり彼自身の他者比較からくる葛藤ではあったけれど、アプリの名前を出すほど露骨に感情を反映した経緯も、過去の時代で成功した表現を参照した故のことで、ヒットの所以として理にかなっている。

し、

曲の、悩ましさを匂い立たせる切ない韓国的なリズムも、実は現代のマーケットをしっかりと把握した上で取り入れたとのこと。

 

やられた、と思いました。

 

 

情報化時代を「もう止めようか」なんて言っておいて、誰よりもうまく生きているじゃないか。!!(笑)

 

体験で物事を学ぶタイプ(アツいですよと言われても聞く耳持たず、触ってから初めてアツいんだ!と知るタイプ)の私はこの素晴らしい曲が、

情報のなかで溺れてしまいそうな、私のような人間の弱さと、彼のセンスがぶつかってできているとばかり思い込んでしまっていました。と、言うより思いたかった。

 

彼へのさらなるリスペクトの反面、勝手に裏切られた気持ちになりました。(笑)

やっぱり頭が良くなきゃバカの共感も得られないって訳かと、ちょっと悲しくなってしまって。

JK制服レンタルにタジタジ冷や汗なやしきさん。

 

本当はただ単に、ついていけていないことに苛立っているだけのような気もするのです。

 

でも私は、触ってしっかりと「アツい!」と感じた情報だけを信じていきたい。

 

それがどれだけ社会において価値がなくとも、「生産性をあげる」何かじゃなくとも。

本当の世界を生きている日々で、アツいな、気持ちいな、よろしくないなと感じたことを、自分の哲学と語感を信じて、どんどん生んでいきたい。そんなちっぽけで空気みたいな情報に、文字という体を与えたい!

 

それがたとえ、私の大好きなインドカレーのように、写真にすれば全然“映え”なくっても。(笑)

 

けれど「最高に美味しい」という情報を、この世のなかに生み続けることが『Instagram』に不満タラタラな私とサヨナラする方法のひとつだと思ったり。

 

レンタルできて一安心なやしきさん。シワがつかないよう丁重に扱います。

 

ということで、

私は、情報社会で生きているということを、知らなかったことにします。(^v^)

 

 

 

大好きなロエベのデザイナー、ジョナサン・アンダーソンも言っている。

『怖いものなんてないよ、ばかだから』!!!

 

バカだということを知った私は、結構無敵で、結構面白い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(はず。)

 

 

2019/01/27

mao