bird and insect

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「窓」を、つくりたい。

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「この綺麗な写真を、いったいどんな人たちがつくっているんだろう」
その疑問が「会ってみたい」にかわり訪問、そのまま、birdのデスクに私の席が増えました。
私、来年4月からbirdでプロジェクトマネージャーを担当する、八代、と申します。(よろしくお願い致します…!!)
今はインターンで現PM・ちかさんのアシスタント的な役回りをしつつ、PMのお仕事、制作を勉強中です。
写真、映像を見ることが好き、けれど制作に関しては全くの無知。(それなのによくbirdの門を叩けたものです…)
自己紹介の代わりと言ってはなんですが、そんな私にこの2つの魅力をちょっとだけ、お話させてください。

 

小学校1年生の冬休み、ドリフターズに出会いました。お父さんがみせてくれたドリフのDVD(ビデオだったかもしれません)がきっかけです。工事さん、ぶーさん、カトちゃんケンちゃん、そして長さん。5人の作り出す、みているこっち恥ずかしくなるほどまっすぐで文字通り「体当たり」な笑いは、7歳だった私のストライクど真ん中。それはもう、一日中みていたものです。。好きな話は何度もリピート、セリフを覚えたら画面より先にボケてみたりして。お気に入りは、ゲストを入れての教室コント。ツッコみ役の長さんが生徒役のボケに乗っかる件には「おいおい」と呆れつつも、笑ってしまう親近感を覚えました。私のお笑い好きのルーツになったのは間違いなくドリフでしょう。

私がこれほどまでドリフにお熱だった理由は、単に娯楽だったからというだけでない、別の気持ちを動かすなにかがあったからだと、当時を振り返って思うのです。
それは、「大人のひとが知っているもの」を、自分も知っている、好きになれたという優越、そしてそれと隣りあう、画面で馬鹿をする彼らは違う時代を生き、もう若くはないのだという、なんというか、心憂いのような、感傷的な気持ちではないか、と。

ドリフに出会った3カ月後、長さんが亡くなりました。ワイドショーがとりあげる告別式で目にした長さんの慰霊写真(もちろん晩年の姿です)は、けれど私と長さんのお別れを遠ざけたような気がしました。

これが私が覚える限りはじめての、時間を越えた素敵な出会いと現実でのお別れです。

これと似たことが最近でもありました。
カフェで流れる彼女の歌声をsound foundでつかまえたのが縁です。曲をかけるたび目にする、グリーンのタートルネックと彼女の愛らしい笑顔が印象的なジャケット写真は、弾むメロディーラインにのったパワフルな歌声を綴じるにふさわしい一枚。アルバム「Aretha Now 」収録曲・「I say A little player」。歌うその人は、アレサ・フランクリン。8月16日、彼女の訃報を知ったとき、このジャケットの肉付きの良いあたたかな笑顔が一番に浮かびました。

後から調べて知ったのは、彼女が女性解放やアフリカ系アメリカンの公民権適用を、音楽を通して訴えていたということ、一方でアルコール依存など私生活・体調面でのトラブルを抱えていたという二面性を持つ女性だったということでした。
前者の‟強い彼女”は写真からはっきりとわかる。しかし後者は、調べることをしない限り決して知らなかった彼女です。
やっぱり私が彼女の人間性を計るのはこの一枚で充分。歌声、笑顔で分かる「彼女」だけでいいような気がします。

私の好きな人たちは、現実では大先輩の方が多い、そうなると別れが来るのは当然のことです。そのたびに「ああ、この世代に生まれたかった!!」なんて嘆いてみたり。けれど、現実世界だけを生きるからこそ、私たちは映像、写真のカメラを通した情報から、その人を解釈し、想い、好きになるのかもしれません。きっとこの先も、これからこの世に生を受ける子ども達が、私たち世代が切り取った情報で、色で、この時代に生きた人間を、街を、いろいろを好きになる。なんども、確かに、出会うことができる。もちろん、今を生きる人が「新しい今」を発見することもあるでしょう。そのカメラを挟んだプロセスって、すごく美しいと思うのです。ロマンがある。大げさだけれど、私はこの可能性を信じています。

そんな時代をのぞくことができる「窓」を作るのが、制作の仕事。そのお手伝いを(かなり、かなり微力ですが、)出来るのがとても嬉しい、今日この頃です。なにより、私自身がbirdのつくった窓の景色が好きなので。

(……..ちょっとキメすぎました、恥ずかしい…!けど、消さないでおくとします…)

とっても回り道をしたまとめになってしまいました。簡潔に一言でいうと、「写真、映像っていいですよね」。  (.…)

私のお仕事は、ブログ更新を怠る皆さんのお尻を叩く、というものもあります。(笑)

今後のブログ更新率、ご期待下さい。!

2018年10月4日
八代真央(・v・)